決定版!夏休みキッズムービー特集 ~夏は子供とお家シネマ♪~
暑い~夏! といえばママたちには長~い試練(?)となることでもおなじみの夏休み。強い日差し&高い気温はママたちの日焼けだけでなく熱中症やら日射病やらも心配で「外で遊んでこーい!」とは一概にいえないご時世。そんな時こそお家シネマの出番でしょう! みんな大好きのアニメシリーズから、ディズニーアトラクションさながらの実写ムービー、ちょっと大きなお兄ちゃんお姉ちゃんには憧れのひと夏の冒険&読書感想文対策まで! 親子で観ても子供たちだけに観ても楽しい、夏休み子供ムービーを厳選しました。(文・構成 浅野麗)
【みんな大好きアニメ映画~洋画編~】
『ファインディング・ニモ』&『ファインディング・ドリー』
<対象:3歳以上>
少しでも涼しい気持ちを味わいたいなら、きれいな海を舞台に海の仲間たちが大冒険を繰り広げる『ファインディング』ニモ&ドリーのシリーズはいかが? 迷子になったニモを捜す父マーリンと友達ドリーの大冒険『ファインディング・ニモ』に、忘れん坊のドリーの両親を探すニモとドリーの旅『ファインディング・ドリー』。どちらもたくさんの海の仲間たちがユニークなキャラクターになって登場しますが、もちろんどのキャラクターも実際にいる魚や哺乳類がもとになっているだけに、観た後は水族館がいつもの数倍は楽しくなるはず! 夏のお出かけは動物園より断然水族館です。
<観られるのはこちら!>
・『ファインディング・ニモ』:U-NEXT、dTV、WOWOW
・『ファインディング・ドリー』:U-NEXT、dTV、WOWOW
『カーズ』
<対象:男の子・3歳以上>
ボーイズママなら、セリフがいえるほど観た(観させられた?)なんていう人も多いのでは!? ディズニーキャラクターの男の子人気の大定番である本シリーズも、この夏はまさかの続編『カーズ/クロスロード』(公開中)で盛り上がり再燃中。続編といえども、直接的に話がつながっているわけではないので、シリーズ第1作を観なくとも楽しめますが、主人公ライトニング・マックィーンと師となるドック・ハドソンの深い絆、そしてマックィーンの成長の物語である『カーズ』を観てから続編をチェックすると、その感動もひとしお。大人はついうるっときてしまうかもしれませんが、子供はハイテク新キャラたちにおおはしゃぎ間違いなしです。
『怪盗グルーの月泥棒』
<対象:3歳以上>
こちらもみんな大好きミニオンたちがかわいい活躍をみせてくれる最新作『怪盗グルーのミニオン大脱走』が公開中の人気シリーズ第1作。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに新アトラクションができるなど大人気のミニオンたちですが、彼らが誕生したのがこの第1作。意地悪で皮肉っぽい主人公の怪盗グルーが史上最大級の泥棒として月泥棒を企てるも、なぜか3姉妹と共同生活を送ることになるというお話。グルーの秘密基地に大量に存在するバナナからできたミニオンたちは、キュートな見た目はもちろん、謎のミニオン語とコミカルな動きで世界中の子供たちを夢中にさせています。
<観られるのはこちら!>
U-NEXT、dTV、hulu、amazonプライム・ビデオ
『トイ・ストーリー』
<対象:3歳以上>
ちょっと先の2019年公開にはなりますが、こちらも現在続編が製作中の『トイ・ストーリー』。大人からも絶大な人気を誇るディズニー/ピクサーアニメの代表作ですが、やはり子供たちには別格のワクワク感があるはず。いつも遊んでいるお気に入りのおもちゃは誰にでもあり、そんなおもちゃたちが人間には内緒で実は生きていて、話したり、動いたり、遊んだり……ついには大冒険まで繰り広げる夢のような世界。子供たちにとってより身近な存在であるおもちゃ同士の友情や成長の物語は夢中になる一方で、ママたちには子育てのお悩み解決アイテムとしても役立ちそう。うま~く活用してこの機会に“自分でお片付け”を身につけさせちゃいましょう!
『カンフー・パンダ』
<対象:3歳以上>
一般公開は夏よりちょっと先となりそうですが、上野動物園のパンダの赤ちゃん誕生の盛り上がりにかけて『カンフー・パンダ』はどうでしょうか。コロコロとしたその愛らしい見た目で人気のパンダが、カンフーマスターを目指すべく奮闘するお話は、戦隊ものが好きなボーイズも、かわいい動物が好きなガールズもハマること間違いなし。かわいくて個性的な動物たちが、かっこよくてユニークなカンフーを一生懸命に修行する中で、ユーモアも忘れない姿、友情、そして何かに夢中になることの素晴らしさを教えてくれる作品でもあります。
<観られるのはこちら!>
NETFLIX、hulu、U-NEXT、dTV、amazonプライム・ビデオ
『シュガー・ラッシュ』
<対象:男の子・5歳以上>
小学生にもなると、四六時中ずーっとゲームをしていてママとしてはイライラ……なんてあるあるですよね。そんなにゲームが好きなら、箸休め的にゲームの世界を舞台にしたアドベンチャーアニメ映画を観るのはどうでしょう。人気ゲームの悪役でいることに疲れてしまった主人公が、別のゲームの世界に入り込んでヒーローになろうとするも、違うゲームのキャラクター同士が遭遇することはゲーム世界のおきてに背く行為であり……。悪役としての苦労をセラピーで吐露する主人公の姿や、お馴染みの人気ゲームのキャラクターたちが次々と登場するなど、大人も楽しめるニヤリ要素も満載。続編もついに始動するそうですよ。
<観られるのはこちら!>
U-NEXT
【アニメ大国ジャパン!~邦画編~】
『となりのトトロ』
<対象:2歳以上>
今や観たことがない子供を探す方が難しいかもしれないくらい、日本アニメ映画の大御所ジブリ作品。どれを一緒に観ようか迷ってしまいますが、そんな中でも小さな子供の食いつきが良い作品といえば、やはり、名曲「さんぽ」が幼稚園や保育園でもお散歩の定番ソングにもなっている『となりのトトロ』ではないでしょうか。憧れのネコバスにキャラ弁の定番まっくろくろすけ、そして一度は触ってみたいトトロ。その世界観に子供は素直に魅了され、大人はいろいろと深読みしてしまいながらもやっぱり魅了されてしまいます。観終わった後のおやつはトウモロコシで決まり!
『魔女の宅急便』
<対象:5歳以上>
女の子なら一度は憧れる魔法の世界。スタジオポノックの第1作『メアリと魔女の花』(公開中)でまたまた魔女ブーム到来の予感の2017年夏。ミュージカルや実写版映画にもなり、最近では高校生になったキキが出演中のCMも話題の『魔女の宅急便』で色褪せない魅力を再確認してみてはいかがでしょうか。魔女の血を受け継ぐ少女キキがしきたりに従い、親元を離れて魔女のいない町で独り立ちすべく修行する様を描いた本作。キキの設定が13歳ということもあり、思春期特有の葛藤や苦悩といった複雑な感情の機微も描かれており、忘れてしまったそんな感情を思い出すいい機会にもなりそう。人気のジブリ飯のメニューも豊富なので、夏休みの思い出作りに子供と一緒に作ってみるのもいいかも!?
『もののけ姫』
<対象:5歳以上>
宮崎駿監督が構想16年、制作3年かけた集大成的作品であり、いわずもがな代表作中の代表作の一つである『もののけ姫』。呪いを解く術を求めて旅に出た山里に住む若者アシタカと、人の子でありながら山犬に育てられたもののけ姫ことサン。二人の友情と自然と人間の対立を、壮大かつ奥深い他に類をみない世界観で描いた本作は、自然破壊や自然との共存について子供が考えるきっかけになることは間違いなし。大人の想像以上の発想力を持つ子供たちが、本作を観て一体どんなことを思い、考えるのか。観終わった後に親子で感想を話し合うことで、子供の成長にあっと驚かされることがあるかも。自由研究のテーマも生まれそうです。
『サマーウォーズ』
<対象:小学生以上>
今や日本アニメ映画界の顔となった細田守監督の代表作の一つであり、夏になると観たくなるのがその名も『サマーウォーズ』。高校2年の夏休み、ちょっと内気な天才数学少年がひょんなことから片田舎の大家族に仲間入りし、突如世界を襲った危機に一致団結して挑むという壮大なストーリー。個性豊かな大家族パワーにいつの間にか引き込まれ一緒に熱くなり、ひと夏の思い出を共有したような気持ちになってしまう本作。田舎への帰省前に観ておけば、いつもならちょっとよそよそしくなってしまう子供たちも積極的に楽しんでくれるかも。大河ドラマの舞台としてだけでなく、今や映画やドラマのロケ地としてもお馴染みの長野県上田市が舞台になっており、劇中の映像美も素晴らしいので、夏休みの旅行がまだ決まっていないというご家庭にもオススメ!?
<観られるのはこちら!>
日本テレビ(8/18)
『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』
<対象:5歳以上>
乗り物系から戦隊ものを経て妖怪ウォッチやポケモン、と男の子の好きなモノ変遷にすっかりお馴染みとなったポケモンもテレビシリーズ放送開始20周年。夏の風物詩となった劇場版も今年は完全オリジナルの記念作品『劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』(公開中)となっていますが、そんな記念の年だからこそチェックしたいのが劇場版第1作『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』でしょう。命とは何か、自分の存在意義とは……? 自身を作り出した人間への憎しみから人類の逆襲を企てる最強ポケモン“ミュウツー”を通して深いテーマを投げかけてくる本作は、ポケモンにあまり興味がない世代の大人でもグッとくるものがあるはず。世代のパパママたちは懐かしさ満載です。
『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』
<対象:5歳以上>
「クレヨンしんちゃん」といえば、しんちゃんの愛くるしいキャラクターが魅力的な子供が大好きなテレビアニメの一つ。ギャグ路線の認識が高いですが、子供の付き添いで映画館に行ったらまさかの号泣で恥ずかしかった……なーんてギャップでお馴染みの感動&泣ける子供映画の定番でもあります。中でも映画シリーズで1、2を争う名作といえばこの『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』。昔に返りたがる大人たちと、今のままでいたい子供たちの戦いが描かれている本作では、父・ひろしが自身の人生を回想し今の自分にとっての幸せに気づかされる名シーンに涙腺崩壊。等身大の家族だからこその彼らの愛に涙がとまりません。お子さんとの視聴の際にはハンカチの用意と心構えを!
<観られるのはこちら!>
amazonプライム・ビデオ