マーベル作品を時系列で徹底解説!【年号編】~ネタバレあり!~
アベンジャーズシリーズ最終章となる『アベンジャーズ/エンドゲーム』の公開が目前に迫ってきました。そんな『アベンジャーズ/エンドゲーム』の公開に先立ちマーベル作品をイッキ見しましょう!
ドラマを含むマーベル作品を時系列順にいつの時代を舞台にしているか、そして何が起こったか、キーパーソンは誰か、その時のヴィランは? などを作品ごとにご紹介していく3回の連載です。第1回目は年号編(第2回キーパーソン編、第3回はヴィラン編)です。ご紹介する作品は日本で視聴可能なもの、そしてドラマシリーズについては最終エピソード時での時系列で並べています。ご了承ください。また、ネタバレを含みますのでご注意ください。(真楠ひろ)
時系列順に物語を1~42まで並べました
- 『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)
- 「エージェント・カーター」シーズン1・2(2015~2016)
- 『キャプテン・マーベル』(2019)
- 『アイアンマン』(2008)
- 『インクレディブル・ハルク』(2008)
- 『アイアンマン2』(2010)
- 『マイティ・ソー』(2011)
- 『アベンジャーズ』(2012)
- 『アイアンマン3』(2013)
- 『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(2013)
- 「エージェント・オブ・シールド」シーズン1(2013~2014)
- 『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)
- 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)
- 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(2017)
- 「Marvel デアデビル」シーズン1(2015)
- 『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)
- 「エージェント・オブ・シールド」シーズン2(2014~2015)
- 『アントマン』(2015)
- 「Marvel ジェシカ・ジョーンズ」シーズン1(2015)
- 「Marvel デアデビル」シーズン2(2016)
- 『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)
- 「エージェント・オブ・シールド」シーズン3(2015~2016)
- 「Marvel ルーク・ケイジ」シーズン1(2016)
- 「エージェント・オブ・シールド」シーズン4(2016~2017)
- 「Marvel アイアン・フィスト」シーズン1(2017)
- 「Marvel ザ・ディフェンダーズ」シーズン1(2017)
- 『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)
- 『ドクター・ストレンジ』(2016)
- 「Marvel パニッシャー」シーズン1(2017)
- 『ブラックパンサー』(2018)
- 「マーベル クローク&ダガー」シーズン1(2018)
- 「Marvel ジェシカ・ジョーンズ」シーズン2(2018)
- 「マーベル インヒューマンズ」シーズン1(2017)
- 「Marvel ルーク・ケイジ」シーズン2(2018)
- 「Marvel アイアン・フィスト」シーズン2(2018)
- 「Marvel デアデビル」シーズン3(2018)
- 「Marvel パニッシャー」シーズン2(2019)
- 『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)
- 『アントマン&ワスプ』(2018)
- 『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)
- 「エージェント・オブ・シールド」シーズン5(2018)
- 『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019年4月26日公開)
※太字は映画
1.『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)
舞台1942~(第二次世界大戦中)
1942年、貧相な体格の青年スティーブ・ロジャース(クリス・エヴァンス)はスーパーソルジャー計画と呼ばれる軍の極秘実験により後にアベンジャーズを牽引する存在となるキャプテン・アメリカとして生まれ変わる。レッド・スカルと化した悪の組織ヒドラの創設者シュミット(ヒューゴ・ウィーヴィング)に立ち向かうが、親友・バッキー(セバスチャン・スタン)が作戦中に行方不明になってしまう。レッド・スカルを倒し、勝利したスティーブだったが死闘の末、恋人であったペギー・カーター(ヘイリー・アトウェル)との約束を残したまま、北極への不時着を選ぶ。スティーブが目覚めると、そこは現代だった。そして、諜報機関S.H.I.E.L.D.(シールド)の長官・ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)によって、70年間氷漬けにされていたことに気づく。
2.「エージェント・カーター」シーズン1・2(2015~2016)
舞台1946年~
恋人であるキャプテン・アメリカは消息を絶ち、恋人を失ったペギー・カーター(ヘイリー・アトウェル)。舞台は1946年のニューヨークに移り、戦友であるハワード・スターク(トニー・スタークの父)の無実を証明するため、スターク家の執事・エドウィン(ジェームズ・ダーシー)と協力し、事件の謎を追う。キャプテン・アメリカを失ったペギーがエージェントになった理由が明かされる。
3.『キャプテン・マーベル』(2019)
舞台1995年~
1995年、惑星ハラのスターフォースの兵士で、後にキャプテン・マーベルとなるヴァース(ブリー・ラーソン)は戦場への参加を志願。仲間たちと惑星トルファに向うが、スクラル人の罠にかかり、捕まってしまう。ヴァースの記憶には秘密がありそれを狙うスクラル人だったが、間一髪ヴァースは脱出し、地球に不時着する。そこで若き日のシールドのニック・フューリーに出会い、米軍基地で「ベガサス計画」「ウェンディ・ローソン博士(アネット・ベニング)」について探るが、すでにウェンディ博士は死亡し、クリー人であったということが発覚。そして自分の名が「キャロル・ダンバース」であることを知ったヴァースはブラックボックスの音声で記憶を取り戻す。ヴァースの記憶を書き換えたのは彼女を指導していた長官ヨン・ロッグ(ジュード・ロウ)で彼女のパワーを抑えるために訓練していたということを知る。ヨン・ロッグとの戦いの末、また洗脳されかけるが、惑星ハラに送り返すことに成功する。
4.『アイアンマン』(2008)
舞台2010年~
兵器を開発していた発明家のトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)はアフガニスタンでの実験中、テロ組織に襲われ、拉致されてしまう。捕虜となり、組織に兵器開発を強要されるがパワードスーツを密かに開発し、脱出に成功する。だが、そんなテロリストたちに自社の武器を横流しする副社長オバディア(ジェフ・ブリッジス)の存在に気づいたトニーだったが、すでにオバディアはパワードスーツを開発していた。胸のアーク・リアクターを取られたトニーだがなんとか一命をとりとめ、オバディアに勝利。その後、トニーはアイアンマンの正体が自分であるということを発表する。
5.『インクレディブル・ハルク』(2008)
舞台2011年~
科学者であるブルース(エドワード・ノートン)は自らの体を使った兵士強化実験の末、緑色の巨人へと変貌し軍から追われる身となってしまう。ある日軍に居場所を突き止められ、特殊部隊員ブロンスキー(ティム・ロス)と部隊に乗り込まれるが、巨人へと変身し難を逃れる。「ハルク」と呼ばれるようになった彼は謎の協力者ブルー(ティム・ブレイク・ネルソン)のもとへたどり着き、元の体を取り戻すが、スーパーソルジジャー計画を再開させたロス将軍(ウィリアム・ハート)に捉えられ、ブロンスキーはブルースの血液を自ら注入し、怪人アボミネーションとなり暴れだす。それを防ぐためブルースはハルクへと再び変身し、アボミネーションを倒すのだった。その後、再び逃亡生活を送るブルースだったが変身を制御可能になりつつあった。一方、計画を凍結されたロス将軍はトニー・スタークに極秘チームを編成しているという話を持ちかけられる。
6.『アイアンマン2』(2010)
舞台2011年~
トニー・スタークがアイアンマンと公表してから半年後。アイアンマンと同等のパワーを持つウィップラッシュを装着するロシアの物理学者イワン(ミッキー・ローク)が現れる。父であるハワード(ジョン・スラッテリー)の遺品から、アイデアを得たトニーは新たなアーク・リアクターを作り上げる。イワンがウォーマシンをハッキングしているエキスポ会場に急ぎ、ウォーマシンを装着した親友であるローディ(ドン・チードル)と協力し、イワンを倒すことに成功する。
7.『マイティ・ソー』(2011)
舞台2011年~
神の世界アスガルドから追放され、神の力を失ったソー(クリス・ヘムズワース)はアメリカに降り立つ。そこで天文物理学者ジェーン(ナタリー・ポートマン)やセルヴィグ博士(ステラン・スカルスガルド)と出会う。アスガルドでは弟ロキ(トム・ヒドルストン)は実の父がアスガルドの王オーディン(アンソニー・ホプキンス)ではなく、ヨトゥンヘイムの長ラウフェイ(コルム・フィオール)ということを知り、アスガルド軍が奪った宮殿の宝物である箱を返すのと引き換えにオーディンの暗殺を持ちかける。さらにデストロイヤーを地球へと送り込みソーを殺そうとするが、ソーは神の力を取り戻しロキと決着をつけ、ロキは自らの手で次元の間に消える。その後、シールドの長官・ニック・フューリーは箱の秘密を研究するように死んだはずのロキに操られるセルヴィグ博士に促す。
8.『アベンジャーズ』(2012)
舞台2012年~
死んだはずだったロキは地球侵略をもくろむ宇宙人チタウリと協力し、四次元キューブ「テッセラクト」を狙っていた。そのころ地球では海底から引き上げられシールドが回収したテッセラクトを研究していたが、突然キューブがエネルギーを拡大させ、それを知ったロキが現れキューブを奪還する。シールドはブラック・ウィドウ(スカーレット・ヨハンソン)を呼び出し、ハルク(マーク・ラファロ)、キャプテン・アメリカ、アイアンマンを仲間に加える。ついにはソーも死んだはずのロキとも再開を果たすが、ロキはドイツでシールドに拘束される。シールドのテッセラクトの使い道が大量破壊兵器を作り出すためと発覚し、ヒーローたちは仲間割れを起こすが、ホークアイ(ジェレミー・レナー)らによる飛行空母ヘリキャリアの襲撃を阻止するために再び結束し、ホークアイの洗脳を解くことに成功する。ついに集結したアベンジャーズは核攻撃からニューヨークを守り、チタウリの本拠地を破壊することにも成功する。
9.『アイアンマン3』(2013)
舞台2012年~
アベンジャーズが世界を救ってから1年後。アベンジャーズの戦いによって、精神的に病んでいたアイアンマンことトニー・スタークはアーマーを手放せなくなっていた。そんな時、テロリスト・マンダリン(ベン・キングズレー)率いるテロリスト組織テン・リングスが勢力を拡大していることから、再びアイアンマンは立ち上がり、マンダリンを襲撃するが、実際は売れない俳優が演じていただけで、黒幕はかつてトニーに交渉してきたA.I.M.創設者アルドリッチ・キリアン(ガイ・ピアース)であった。トニーは新型・マーク42など今まで開発したアーマーを総動員することで、囚われていた大統領を救出し、キリアンは攻撃により死亡する。その後、トニーは胸部のアーク・リアクターを外し、心臓手術により普通の体に戻る。
10.『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(2013)
舞台2013年~
宇宙が生まれる前、ダークエルフの凶悪なマレキス(クリストファー・エクルストン)が、6のエネルギーの結晶石であるインフィニティ・ストーンの中の1つ「エーテル」を使い、宇宙征服をもくろんだが、アスガルドの王であったオーディンの父ボー(トニー・カラン)がエーテルを奪い取り、地中に埋め込んだ。現代では、ロキは地下牢に閉じ込められていた。そんな時、ロンドンで研究をしていた天文物理学者ジェーンは世界の境界を見つけ吸い込まれ、そこに埋められていたエーテルと接触したことで、力を吸収しそれを察知しマレキスが目覚めてしまう。アスガルドの終焉(しゅうえん)を悟ったソーはロキと協力し、ジェーンを惑星スヴァルトヘイムにつれていくが、マキレスにエーテルが奪われてしまいロキはダークエルフのカース(アドウェール・アキノエ=アグバエ)と相打ちになり死亡してしまう。また、ある装置の影響でマレキスはスヴァルトヘイムに飛ばされソーと死闘を繰り広げるが死亡する。その後、ソーはオーディンから自由になることを許可される。だが、ソーが去った後オーディンに化けていたロキが姿を現す。