『ジョン・ウィック:パラベラム』キャスト射撃トレーニング映像が公開!
際限なくアクションのレベルが上昇する映画『ジョン・ウィック』シリーズ最新作『ジョン・ウィック:パラベラム』がついに日本公開! 観ているこっちが心配になるほどハードなアクションに挑んだ、キアヌ・リーヴスをはじめとするキャスト一同が、アメリカ最高峰のシューター、タラン・バトラー氏のもとで研鑽を積んだ射撃トレーニングの映像を、タラン氏とも親交が深い秋田康成氏の解説と共に紹介します!(構成/編集部・入倉功一)
タラン・バトラー:数多くの全米大会の優勝タイトルを持つプロシューター。ハリウッドスターや映画関係者と親交が深く、ジェームズ・キャメロン監督とは特に仲が良い。これまでトレーニングした映画俳優はジョニー・デップ、ウイル・スミス、クリス・ヘムズワース、コリン・ファレル、ミシェル・ロドリゲス、マイケル・B・ジョーダン、メル・ギブソンなど。
キアヌたちが訓練を積んだのは、ロサンゼルス近郊シミバレー市にある Taran Tactical Innovations (TTI)社の私設射撃場。キアヌは、以前から『ジョン・ウィック』シリーズのためここで射撃練習に勤しんでおり、同社のYouTubeチャンネルでもその様子が公開されています。今回の訓練期間は2018年3月頃から9月頃までのおよそ半年間に及んだとのことです。
まさにジョン・ウィック!キアヌ射撃動画
キアヌによる射撃デモンストレーション。トレーニングを開始した当初、念のため射撃の基礎からキアヌはやり直したのですが、『ジョン・ウィック:チャプター2』撮影後もプライベートで度々TTIを訪れては射撃をしていたので、それほど不慣れな様子はなかったそうです。使用銃器はTR-1ライフル、グロック34コンバットマスター、ベネリM2ショットガン。訓練開始から少し経って、今回ジョン・ウィックが使用する「STI2011コンバットマスター」の試作品が到着したので、途中からそれを使用して訓練を続けております。
※1分30秒くらいでキアヌが撃っている30口径のライフルは、最初にチャド・スタエルスキ監督がジョンに使用させようと考えていましたが、容易に防弾チョッキを無効化できるライフル弾で敵を倒すのは呆気ないと、あえて防弾装備に防がれる9mm口径の銃「SIG MPX」を使用させ、アクションを盛り上げる事にしたそうです。
美しすぎ!ハル・ベリー射撃動画
ハル・ベリーの射撃訓練の様子。試用銃はグロック17コンバットマスター、SIG MPXカービン、それと短いMPXピストルを主に使っています。最後に空薬きょうを掃除してくれるなど、ハル・ベリーはとても気さくな方です。
頼れるコンシェルジュ!ランス・レディック射撃動画
シャロン役のランス・レディックによる射撃訓練の様子。使用銃はグロック17コンバットマスター、TTIによりカスタマイズされたベネリM2ショットガン。
最強の刺客!マーク・ダカスコス射撃動画
ゼロ役のマーク・ダカスコスの射撃訓練動画
監督もトレーニング!チャド監督の射撃動画
チャド・スタエルスキ監督による射撃デモンストレーション。使用しているハンドガンはグロック34コンバットマスター、長物はSIG MPXカービンです。チャド監督はプライベートでも訓練を重ねて相当な腕前になっています。このビデオではグロックをあえて左手で撃ってます(本来は右利き)が、見事に全弾素早く正確に命中させております。
秋田康成
1990年代半ばに渡米、国際出版の月刊Gun誌で執筆活動を開始、国際出版が倒産後、ホビージャパンの月刊Gun Professionalsにて執筆開始、現在に至る。カリフォルニア州立大学LA校を映画製作専攻で卒業。ライター業の他、俳優業、一般誌やクルマ雑誌などの撮影、ミュージックビデオなどの動画撮影も行う。
映画『ジョン・ウィック:パラベラム』は全国公開中