オスカーを手にするのは!?編集部が主要6部門大胆予想!(2/5)
第92回アカデミー賞
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<監督賞>
サム・メンデス『1917 命をかけた伝令』 7票
アカデミー賞と合致すること多数の全米監督組合賞を受賞したサム・メンデスがフロントランナー。ライバルのポン・ジュノは脚本賞に落ち着くのではないか。(小松芙未)
『パラサイト 半地下の家族』のポン・ジュノへ票が流れる可能性も高いが、外国人記者が選ぶゴールデン・グローブ賞でも受賞したサム・メンデスがやはり最有力。全編ワンカットに見える戦争映画に挑戦した手腕への評価も高い。(入倉功一)
キャリアからしてもポン・ジュノが受賞すべきだがアジアへの壁はまだ厚い現状。作品賞受賞が濃厚な『1917 命をかけた伝令』のサム・メンデスが2度目の受賞となりそう。対抗は監督賞未受賞のクエンティン・タランティーノか。(石井百合子)
本作の成功は手法も含め、サム・メンデスの明確なビジョンがあったからこそ。作品賞と併せて監督賞もかっさらっていきそう。(市川遥)
クエンティン・タランティーノ『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』 4票
ハリウッドの黄金時代を舞台に、映画・ハリウッドへの愛を込めたクエンティン・タランティーノが支持されると予想。これまでに脚本賞は受賞しているものの、監督賞は3度目のノミネートにして初受賞となるか期待される。(小山美咲)
レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットのバディ間の何とも言えない空気感と、往年の映画ファンが喜びそうなノスタルジックな小ネタも抜群。引退を表明しているクエンティン・タランティーノの花道としてどうでしょう?(近藤孝一)
ポン・ジュノ『パラサイト 半地下の家族』 4票
前哨戦では頭一つリードしているがアメリカ以外の作品が最高賞に輝くとは考えにくい。しかし貧困をエンタメとして描きながらリアルな格差をあぶり出す作品の出来は完璧。作品賞の次に栄誉のある監督賞を獲得する可能性高し。(下村麻美)
トランプ政権の反動か、ギレルモ・デル・トロ、アルフォンソ・キュアロンと近年、アカデミー賞の中でも米国出身者以外の受賞が目立つ監督賞。傑作を作り上げたポン・ジュノの受賞の可能性は大いにありそうだ。(梅山富美子)