斎藤工&板谷由夏『カモン カモン』などイチオシ映画談
はみだし映画工房
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最新の劇場公開作品から今回ピックアップされたのは、『カモン カモン』『パリ13区』『インフル病みのペトロフ家』『ベルイマン島にて』『アンラッキー・セックスまたはイカれたポルノ 監督〈自己検閲〉版』の5本。
ホアキン・フェニックス演じる独身生活を謳歌(おうか)しているジャーナリストの主人公が突然9歳のおいを預かることになり、ぶつかりながらも新たな絆を見出していくという『カモン カモン』。マイク・ミルズ監督の過去作の中でも1、2を争うほどの大好きな1本になったと中井圭。
「はみだし映画工房」とは……WOWOWシネマで放送中の映画情報番組「映画工房」とシネマトゥデイとのコラボ企画。無類の映画好きの斎藤工と板谷由夏、そして映画解説者の中井圭が、最新の劇場公開作品について毎回ゆるいトークを繰り広げます。
“はみだし”ていない方、毎週金曜放送中「映画工房」本編はWOWOWホームページで配信中!
4月中下旬のイチオシ作品はコレ!
『カモン カモン』4月22日公開
『ジョーカー』などのホアキン・フェニックス演じる主人公と9歳のおいとの温かい共同生活を、モノクロの映像で描くヒューマンドラマ。子供たちにインタビューする仕事をしているラジオジャーナリストが、おいとの生活に戸惑いながらも距離を縮めていく。監督は『20センチュリー・ウーマン』などのマイク・ミルズ。 【⇒作品情報はこちら】
『パリ13区』4月22日公開
『ディーパンの闘い』などのジャック・オーディアール監督が、グラフィックノベリストであるエイドリアン・トミネの原作に着想を得た群像ドラマ。フランス・パリの高層ビルなどが建ち並ぶ界隈を舞台に、30歳前後の3人の男女の孤独や不安、セックス、愛などが描かれる。出演はルーシー・チャン、マキタ・サンバ、『燃ゆる女の肖像』などのノエミ・メルランなど。 【⇒作品情報はこちら】
『インフル病みのペトロフ家』4月23日公開
アレクセイ・サルニコフの小説を原作に描くドラマ。ある男がインフルエンザで高熱にうなされつつ見る妄想が、2004年のロシアと1976年のソビエト連邦を行き来する。監督と脚本を手掛けるのは『LETO -レト-』などのキリル・セレブレニコフ。 【⇒作品情報はこちら】
『ベルイマン島にて』4月22日公開
イングマール・ベルイマン監督が暮らした島を舞台に描くヒューマンドラマ。スランプに陥った映画監督のカップルがスウェーデンを訪れ、何とか現状を打破しようとする。メガホンを取ったのは『未来よ こんにちは』などのミア・ハンセン=ラヴ。 【⇒作品情報はこちら】
『アンラッキー・セックスまたはイカれたポルノ 監督〈自己検閲〉版』4月23日公開
新型コロナウイルス禍の閉塞感を背景に人間の性を描いてベルリン国際映画祭金熊賞を受賞したルーマニア発のドラマで、過激なシーンを再編集した劇場版。夫とセックス中の動画をインターネットで拡散された名門校の教師の行く末が描かれる。 【⇒作品情報はこちら】
【シネマトゥデイ厳選作品はこちら!】
『ハッチング-孵化-』(4月15日公開)
『バーニング・ダウン 爆発都市』(4月15日公開)
『ベルイマン島にて』(4月22日公開)
『カモン カモン』(4月22日公開)
『パリ13区』(4月22日公開)
『アンラッキー・セックスまたはイカれたポルノ 監督〈自己検閲〉版』(4月23日公開)
『インフル病みのペトロフ家』(4月23日公開)