岩井俊二監督が加護ちゃんに一目ぼれ?「大女優になるはず!」と大絶賛の嵐!!
第21回東京国際映画祭
22日、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて「映画人の視点 Director’s Angle『岩井俊二の世界』The World of Shunji Iwai」で、岩井俊二監督が登壇してのトークショーの後、オールナイトで岩井監督の作品を観るというイベントが開催された。2時間ものトークショーには、小林武史、北川悦吏子、伊藤歩、そして市原隼人ら、親交の深い仲間たちが登場した。
岩井監督は大物ゲストが次々に登場しては、自分とのエピソードを披露する中、言葉少なに照れくさそうにしていた。そんな監督の様子が突如変わったのは、最近芸能界に復帰したばかりの加護亜依が登場したときだった。それまでのクールで落ち着いた様子とは一変し、前のめりになって「バッシングされて大変だったでしょ」と加護に興味津々の様子。というのも監督はバッシング報道されていた加護をテレビで初めて見たとき、アイドルの加護ちゃんという認識はまったくなく「えっ、この子誰だ!?」とほほをたたかれたような衝撃を受けたそうだ。「あんな状況、普通の女の子だったら耐えられるはずがない。それでも立っていられるなんて相当選ばれた人。すごいパワーの持ち主だから、絶対に女優に向いている!」と大絶賛。
さらに賞賛の嵐は続き、「目がいい。息の長い女優になると思うから、自分を信じて頑張ればいい」とヒートアップし、「いいと思いませんか?」と会場のお客さんたちをあおるほど。加護もまさか岩井監督にここまで絶賛されるとは思ってもいなかったようで、きょとんとしていたが「いろいろあって、人生について考えました。今は表現する人になりたいと思っています」と女優として歩みだす決意を新たにした。その言葉に満足そうなほほ笑みを見せた監督は「絶対何か一緒に作ろう!」と熱意を込めて加護と固い握手を交わした。
今まで松たか子、蒼井優、鈴木杏など、数々の女優の素質を見いだしてきた岩井監督だけに、いい女優を見極める目は確かだ。岩井監督と加護という不思議な組み合わせから、一体どんな作品が生み出されるのか、今後に期待したい。