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イーストウッド監督唯一の弟子、ロバート・ロレンツ監督! その師弟関係から学んだことを明かす

第25回東京国際映画祭

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ロバート・ロレンツ監督
ロバート・ロレンツ監督

 28日、第25回東京国際映画祭のクロージング・セレモニーが行われ、公式クロージング作品『人生の特等席』のロバート・ロレンツ監督がグリーンカーペットおよび舞台あいさつに登場。長年にわたってクリント・イーストウッド監督作品の助監督やプロデューサーを務め、イーストウッドの唯一の弟子と言われているロレンツ監督が、満を持して世に送り出したデビュー作への熱い思いを語った。

ロバート・ロレンツ監督が語るクリント・イーストウッド! 舞台あいさつフォトギャラリー

 「長年、イーストウッド氏の下にいて、映画はもちろん人生の多くを学びました」と語るロレンツ監督。中でも一番影響を受けたのは、「自信を持つこと」。「監督というものは、携わる作品が価値あるものだということをスタッフをはじめ周囲に、自信を持って見せなければいけない。そのことを彼から継承しました」とロレンツ監督は説明した。

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 映画『グラン・トリノ』に主演した後、実質的な俳優引退宣言をしていたイーストウッドが、自身の監督作品以外では19年ぶりにスクリーンに復帰したことでも話題になっている本作。「イーストウッド氏は、ご自分の映画作りの手法を持っている。そのやり方をわたしが熟知しているという安心感があったので、作品に出演していただけたのだと自負しています」というロレンツ監督の言葉は、イーストウッドとの絆の強さをうかがわせた。

 また、本作の脚本は最初、イーストウッド監督および主演候補作として用意されたものだったとのこと。「わたしがイーストウッド氏に企画をプレゼンすると、彼はわたしが初監督作品の題材を探しているのを知っていたらしく『これは君がやったほうがいいんじゃないか?』と言ってくださったのです」と語ったロレンツ監督は、本作の魅力について「ポジティブで感動的な脚本にひかれました」と言及。「キャラクターもとても人間的で、観た方が前向きに気持ちになって劇場を後にしてもらえる映画に仕上がっています」とアピールしていた。

 本作は、俳優・監督として数々の名作を世に送り出してきたクリント・イーストウッド4年ぶりの主演作。長年、メジャーリーグの名スカウトとして活躍してきた男が、視力の衰えと共に、球団からお払い箱にされたことを受け、疎遠だった娘が父のサポートをしながら親子の絆を深めていく姿を描いた人間ドラマ。(磯部正和)

映画『人生の特等席』は11月23日より丸の内ピカデリーほか全国公開

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