AKB48高橋みなみ、涙の決断の行方に言及…激動の2012年振り返る
アイドルグループAKB48の活動を追ったドキュメンタリー映画『DOCUMENTARY OF AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは涙の後に何を見る?』の完成披露試写会が21日、六本木で行われ、AKB48の主要メンバーが、映画を通してAKB48のとって激動の年となった2012年を振り返った。
映画『DOCUMENTARY OF AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは涙の後に何を見る?』完成披露写真ギャラリー
グループをけん引してきた前田敦子の卒業、脱退決定後の選抜メンバー総選挙、初の東京ドームコンサートなど、激動の時代を迎えた2012年のAKB48を追った本作。この日は、登壇した大島優子、板野友美、北原里英、小嶋陽菜、篠田麻里子、高橋みなみ、峯岸みなみ、横山由依の8人が、高橋栄樹監督を交え、劇中で触れられているエピソードやその瞬間の思いを、一人ずつ語った。
昨年の総選挙でトップに返り咲き、チームKのキャプテンにも就任した大島は、「わたしにはわたしのポジションがあって、たまたまそこにスポットライトを当てられた、というだけのもの、それこそがセンターだと思いますね」とセンターとしての意思をさり気なくコメント。また、Aグループのキャプテンに任命された篠田は、その瞬間を振り返り「心の中で本当に無理だと思っていました。今でも真剣に向き合っています」とリーダーの重責に対する真摯な思いを語る。
そしてAKB総監督を務める高橋みなみは、最後にこれからのAKBについて言及。「2012年は本当にたくさんの涙を流しました。この作品を観てわたしが思ったのは、メンバーによって見ている景色が違って、涙の色も意味も違うということです。涙の後の決断が正しかったのかは、わたしたちにはわかりませんが、どんなことがあっても明日は来ます。涙の分だけ笑えるよう、頑張っていきたいと思います。この映画を通して2013年もわたしたちを見守ってください」と映画からにじみ出るAKB48の強い思いを語っていた。
またこの日は、映画のエンディングに流れる主題歌が本作の為に書き下ろされた新曲「After rain」となることも発表された。(取材・文:桂伸也)
映画『DOCUMENTARY OF AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは涙の後に何を見る?』は2月1日より全国公開