『ファイト・クラブ』の続編がグラフィックノベルに!
コミコン2013
映画『ファイト・クラブ』の原作を執筆した小説家のチャック・パラニュークが、同作から10年後を描く続編をグラフィックノベルとして発表するつもりであることがわかった。パラニュークが米サンディエゴで開催された映画&コミックの祭典「コミコン・インターナショナル」で明かした。
映画版『ファイト・クラブ』は、デヴィッド・フィンチャー監督が手掛けた1999年の名作ドラマ。不眠症に悩む平凡な主人公ジャック(エドワード・ノートン)が自分とは正反対のタイラー・ダーデン(ブラッド・ピット)に出会い、秘密組織「ファイト・クラブ」のメンバーになる……というストーリー。二人と一緒に暮らすことになるマーラをヘレナ・ボナム=カーターが演じていた。
パラニュークの公式サイトによると、続編は前作から10年後を舞台にタイラーの視点で描かれるとのこと。代わり映えのしない毎日でジャックとマーラの結婚生活は危機を迎えるが、二人の幼い息子がタイラーによって誘拐されたことで事態は一変。ジャックは再び、タイラーによって「騒乱(メンヘム)」の世界に引きずり込まれていくという。作風は前作同様、ダークで無秩序なものになる予定。
パラニュークは現在、マーベルコミックス、DCコミック、ダークホースコミックスなどのアーティストやクリエイターとミーティングを重ねており、2015年までには続編が出版される見込みだ。続編が出版された暁には、映画化を望む声が上がることは必至だろう。(編集部・市川遥)