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ネルソン・マンデラ元大統領の伝記映画が上映 元妻役のナオミ・ハリスらが黙とう

第10回ドバイ国際映画祭

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ネルソン・マンデラ元大統領の伝記映画が上映
ネルソン・マンデラ元大統領の伝記映画が上映

 現地時間5日に亡くなった南アフリカのネルソン・マンデラ元大統領(享年95歳)の自伝を映画化した『マンデラ:ロング・ウォーク・トゥ・フリーダム(原題)/ MANDELA: LONG WALK TO FREEDOM』が10日、アラブ首長国連邦(UAE)で開催中の第10回ドバイ国際映画祭で上映された。

 同作の招待上映は当初から予定されていたが、マンデラ元大統領が亡くなり世界中に悲しみが広がるにつれ、現地入りするジャスティン・チャドウィック監督とマンデラ元大統領の元妻を演じる女優ナオミ・ハリスへの注目も高まり、映画祭はピリピリムードに包まれた。

 10日朝に行われる予定だったプレス上映と記者会見はキャンセルになり、公式上映時にチャドウィック監督らが歩く予定だったレッドカーペットはマスコミスペースが封鎖され写真撮影禁止になった。きらびやかな照明が消されたカーペットには代わって、観客を追悼式に誘うかのような無数のキャンドルが光の道を作った。

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 上映前には、映画祭チェアマンのアブドゥルハミッド・ジュマ氏がステージに立ち、「マンデラ氏はUAEにとっても良き友人でありました。今日は彼の死の悲しみと、映画を上映できる喜びが交錯する日となりました。映画で描かれている彼の人生は、子どもたちを希望ある未来へと導く良き教科書となることでしょう」とあいさつ。続いてハリスの掛け声で、観客約1,800人が約1分間の黙とうをささげた。

 この日の入場料金は全て人権及び社会正義の推進活動を行っているネルソン・マンデラ財団に寄付される。(取材・文:中山治美)

第10回ドバイ国際映画祭は現地時間12月14日まで開催

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