オスカー逃した宮崎駿監督、友人のプロデュース作『アナと雪の女王』の受賞を喜ぶ
第86回アカデミー賞
映画『風立ちぬ』で惜しくも第86回アカデミー賞長編アニメ映画賞受賞を逃した宮崎駿監督が、ディズニー映画『アナと雪の女王』が同賞を獲得したことを喜んだ。長編アニメ映画賞の受賞結果を受けて宮崎監督は「友人のジョン・ラセターがプロデュースした作品が受賞し、とてもうれしく思います」とコメントを寄せた。
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ジョン・ラセターは、ディズニー/ピクサーのチーフ・クリエイティブオフィサー(CCO)。宮崎監督とラセターはかねてから親交があり、ラセターはしばしば宮崎監督作品への愛を明かし「ピクサーの作品がほかのアニメスタジオの作品と違うとよく言われるのは、宮崎さんの映画のように静かな瞬間を尊んでおり、なおかつハートがあるからだと思います」と語ったこともある。
ディズニーが第74回より創設された長編アニメ映画賞を受賞するのは、意外にも今回が初めて。『アナと雪の女王』は同賞のほか、歌曲賞を受賞した。宮崎監督は『風立ちぬ』で長編アニメーション製作からの引退を表明している。(編集部・市川遥)