ニコール・キッドマン、巨匠ヴェルナー・ヘルツォーク監督作で美ヌード披露
第65回ベルリン国際映画祭
現地時間6日、第65回ベルリン国際映画祭で『クイーン・オブ・ザ・デザート(原題) / Queen of the Desert』のワールドプレミアが開催され、ヴェルナー・ヘルツォーク監督、出演のニコール・キッドマン、ジェームズ・フランコ、ダミアン・ルイスが会見を行った。ドイツの巨匠ヘルツォーク監督による本作は、賞を争うコンペティション部門でも注目される作品の一つ。
本作は、20世紀初頭に「砂漠の女王」と称された実在のイギリス人女性ガートルード・ベルの半生を描くもの。アラビア砂漠を旅し、遊牧民ベドウィンを最も理解する人物として後年は政治に関わるも、悲恋続きで生涯独身だった。ベルをキッドマンが、悲恋の相手をフランコとルイスが演じる。ほかにも『アラビアのロレンス』として知られるT・E・ロレンス役にはロバート・パティンソンという豪華キャストだ。
砂漠を背景に美しさが映えるキッドマン。中でも、屋外に置かれた木枠の水場でベルが体を洗うシーンでは、身につけた薄いネグリジェ状のものが濡れて透け、美しいヌードを見せている。「あれは脚本にはなかった。ニコールが『お風呂に入らなきゃ』と言っていて、それをお風呂のシーンとして使った」とヘルツォーク監督は明かした。
「キャスティングをするときはケミストリーが全てだ」と言うヘルツォーク監督は、キッドマンとフランコ、キッドマンとルイス、それぞれにケミストリーがあったという。若き日の恋としてロマンチックなシーンが多いフランコとキッドマンだが、ルイスは「僕はニコールと長くキスしたよ!」と対抗。それぞれがキッドマンについて語る会見となり、まさに女王ニコール・キッドマンといったところだった。(取材・文:山口ゆかり / Yukari Yamaguchi)
第65回ベルリン国際映画祭は現地時間15日まで開催