是枝監督『海街diary』カンヌ映画祭コンペ出品決定!
第68回カンヌ国際映画祭
16日、『そして父になる』などで知られる是枝裕和監督の最新作『海街diary』(6月13日公開)が、第68回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品されることが決定した。同作は「マンガ大賞2013」を受賞した吉田秋生の人気コミックを実写化した作品で、綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずが4姉妹にふんすることでも話題を呼んでいる。
幼いころに別れたきりだった父が残した“異母妹”を家に迎え入れることになった姉妹が織り成す家族の絆を描いた本作。是枝監督作品としては、前作『そして父になる』以来2年ぶり、『DISTANCE/ディスタンス』(2001)、『誰も知らない』(2004)を含む4回目のカンヌ国際映画祭コンペ部門出品となる。
是枝監督は「前作『そして父になる』が僕自身9年ぶりのコンペ出品だったので、今回また選ばれたことは、正直驚きでした。素直に嬉しいです」と喜びのコメント。「国際映画祭はゴールではなく、より多くの人々に映画を届ける為のスタートだと考えていますし、中でもカンヌはその出発点としては最高の場所だと思っています。四姉妹と一緒にその始まりを体感できたら、と思います。一見すると、穏やかな春の海のようなこの映画があの場所でどのように受け止められるのか? 今から楽しみです」と胸を膨らませた。(編集部・中山雄一朗)
各キャストのコメントは以下の通り。
<綾瀬はるか>
日本の海街、四季の美しさとそれに見守られるようにそれぞれに悩みを抱えながら、時にぶつかりながらも仲睦まじく暮らしている四姉妹の物語を海外のみなさんにも是非たくさん観て頂きたいです。
<長澤まさみ>
是枝監督の作品に呼んでいただけたこと、そして素敵なキャストのみなさんに出会えたことを嬉しく思っております。さらにその作品がカンヌのような映画祭でお披露目されることを大変光栄に思います。四人姉妹の物語を描いた「海街diary」を通して、海外のみなさんにも日本女性の美しさや強さを見てもらえると嬉しいです。
<夏帆>
カンヌ映画祭で海街diaryが上映されること、大変嬉しく、とても光栄に思っています。鎌倉の美しい四季の移ろいのなか、四姉妹を中心とした女性たちの物語を丁寧に描いた作品です。きっと国籍など関係なく、たくさんのひとに届く作品だと思います。カンヌのみなさんにも楽しんでいただけたら嬉しいです。
<広瀬すず>
自分が出演させて頂いた作品が、海外映画祭に招待されるというのは初めてのことなので、今、正直オドオドしています。こういった機会に、この作品がより多くの方に観て頂けるというのはすごくうれしい気持ちです。改めて、この作品に参加させて頂けて、本当に幸せです。
映画『海街diary』は6月13日より全国公開