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北川景子、『HERO』久利生は男としてアリ?ナシ?

映画『HERO』インタビュー

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「男性の一番カッコイイところを先に見ちゃうと、あとが減点方式になるかも」北川景子
「男性の一番カッコイイところを先に見ちゃうと、あとが減点方式になるかも」北川景子 - (c) シネマトゥデイ/杉映貴子

 「HERO」シーズン2からシリーズの主人公、久利生公平(木村拓哉)の事務官、麻木千佳を演じた北川景子が、最新作『HERO』での麻木と久利生の恋の行方について、そして北川にとって久利生は男性としてアリか、鋭い目線で語った。

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 今回の映画には、久利生のかつての事務官、雨宮舞子(松たか子)も登場。ドラマ版から、麻木と久利生の「ちょっといい雰囲気」を感じている『HERO』ファンにとっては、麻木と久利生のその後も気になるところだ。「例えば自分のお兄さんが結婚とかしたら、すごく寂しかったり、『とられた』ような気持ちになると思うんですよ。千佳にとって久利生さんはそういう憧れや、尊敬はあると思うんです」。

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 ただ、麻木にとって理想の男性は限りなく久利生に近いという。「千佳は、彼氏や夫ができるとしたら、久利生さんのような人が絶対いいと思っていると思います。でも、同じ仕事をする人間としての敬愛が半分以上ある。絶対的な好意はあるけど、100パーセント恋愛かと言われると、たぶん違うんじゃないかな。それに(久利生には)雨宮さんがお似合いだと千佳もどこかで思っているはずです」。

 麻木の久利生に対する感情はいわゆるLOVEではない、というのが北川の見解。では、北川本人にとって久利生という男はアリだろうか。「久利生さんって、仕事で接しているからカッコイイと思うんです。検事を全うしている姿がカッコイイ。今回の映画に、久利生さんの朝の日常を映したシーンがあるんですが、それを見て思うのは、ずっと独身貴族でいらっしゃるし、自分の世界がすごくある。生活のリズムも、しっかりありますよね。部屋もある意味、とりでとか城にしていると思うし、もしわたしが付き合うとしても入り込めなそう(笑)」。リアルで鋭い指摘だ。

 「先に一番カッコイイところを見ちゃうと、あとが減点方式になるかもしれない。プライベートや休日を返上して検事の仕事をしている久利生さんがカッコイイのであって、休日に会ってカッコイイ人かどうか、そこは謎です(笑)」。この女性目線を念頭に観てみるのも面白い。(取材・文:相田冬二)

映画『HERO』は全国公開中

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