作品賞は『スポットライト 世紀のスクープ』
第88回アカデミー賞
現地時間28日、第88回アカデミー賞授賞式が米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、映画『スポットライト 世紀のスクープ』が作品賞を受賞した。脚本賞と合わせて2部門受賞だ。
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『スポットライト 世紀のスクープ』は、米ボストンにおけるカトリック教会の神父たちによる児童性的虐待とそれが数十年にわたって組織的に隠ぺいされてきたという恐るべき事実を、1年にわたる取材によって暴いたボストン・グローブ紙の記者たちを描いた作品。『カールじいさんの空飛ぶ家』の原案を手掛けたことでも知られるトーマス・マッカーシー監督が、神父たちによる児童性的虐待を暴きつつ、ジャーナリズムの本来あるべき姿をエンターテインメントとして見せていく。
プロデューサーのマイケル・シュガー氏は「この映画は被害者に声を与えました。そしてその声をさらに大きく広げてくれるのがアカデミー賞です」と受賞に感謝した。出演は、マーク・ラファロ、マイケル・キートン、レイチェル・マクアダムス、ブライアン・ダーシー・ジェームズなど。(編集部・市川遥)
「生中継! 第88回アカデミー賞授賞式」は2月29日午前9時よりWOWOWプライムで放送中