ファスベンダー『アサシン クリード』を大幅撮り直し!
映画『X-MEN』シリーズなどで知られる俳優のマイケル・ファスベンダーが、主演を務める新作『アサシン クリード』の大幅な撮り直しを行っていると英 Mirror Online が報じた。
世界的大ヒットゲームを題材に映画化した本作。アメリカでの公開を年内の12月21日に控えるなか(日本公開2017年)、ファスベンダーは共演のマリオン・コティヤールと、イギリスにあるパインウッド・スタジオで大幅な撮り直しを行っているという。
というのも、ファスベンダーは本作でプロデューサーとしても名を連ねており、責任を感じているようだ。関係者が語ったところによると、「マイケルは今作でプロデュースもしていますから、成功するかは彼にとって大事なんです」。また、「マイケルとマリオンは、この映画で最も重要なパートを撮り直すために戻ってきました」との発言もあり、ストーリーの核となるシーンも撮り直しされている模様。
大幅な撮り直しにより、すでに予算をオーバーしているものの、今作が成功すれば、続編の可能性も見えてくるため、大きな問題と考えていないようだ。「すでに数百万という予算を超えていますが、彼らはそれを回収できるという自信を持っていますね」。
また、ブラッド・ピットが主演と製作を務めた『ワールド・ウォー Z』でも、予算オーバーや撮り直しが話題となっていたことを引き合いに出し、「彼らが求めているのは『ワールド・ウォー Z』現象なんですよ。ブラッド・ピットがそのゾンビ映画のために、撮り直しをかなりして、製作費が膨れ上がり、手に負えない状況になりました。でも、最終的に多額の利益を得ましたからね」。情報筋は続けざまに「もしその方式が『アサシン クリード』でもうまくいけば、次なる『インディ・ジョーンズ』とばかりに、シリーズ化について考えることでしょう」と語った。
本作は、遺伝子操作によって、アサシン(暗殺者)として活躍した祖先の記憶を追体験する男の運命を描くミステリーアクション。監督はファスベンダーとコティヤールを起用した映画『マクベス』で注目を浴びたジャスティン・カーゼルが担当している。(編集部・石神恵美子)