阿部寛、日中合作映画『空海』に参戦!
染谷将太が主演し、中国の巨匠チェン・カイコーがメガホンを取る日本と中国の共同製作映画『空海-KU-KAI-』に阿部寛が出演していることが明らかになった。総製作費150億円という壮大なスケールで7世紀の中国を描き出す本作で遣唐使の安倍仲麻呂を演じた阿部は、「俳優人生の中でもこんなスケールの作品に出演するのは初めて」と語っている。
『陰陽師』や、阿部も出演した『エヴェレスト 神々の山嶺』などで知られるベストセラー作家・夢枕獏の小説「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」を実写映画化する本作。中国が唐と呼ばれていた時代を舞台に、遣唐使として唐に送られた若き日の空海(染谷)が詩人・白楽天(ホアン・シュアン)と共に首都・長安を揺るがす巨大な謎に迫っていく。
ドラマ「下町ロケット」や映画『テルマエ・ロマエ』などで中国でも人気を博している阿部だが、本作について「スケールがすごく大きくて、俳優人生の中でもこんなスケールの作品に出演するのは初めてです」と驚きを隠さない。「セットのすごさ、エキストラのすごさ、監督がそれをまとめあげるすごさ。すごくこだわって1日ワンカットしか撮れない日もありますが、そのような撮影をしている監督を尊敬しています」と続け、『さらば、わが愛/覇王別姫(はおうべっき)』でカンヌ国際映画祭のパルム・ドールに輝いたチェン監督を褒めたたえている。
ロケセットをつくりあげるのに6年をかけ、スタッフ約1,000人を動員してハリウッド大作並の規模で撮影が進められている本作。空海よりも先に遣唐使として海を渡り、第9代皇帝である玄宗に仕えた安倍仲麻呂を演じることについて阿部は、「敬意を表するとともに幸せなことだと思い、一生懸命頑張ります」と力強くコメントしている。(編集部・海江田宗)
映画『空海-KU-KAI-』は2018年公開