マペット界の巨匠ジム・ヘンソンさん展示会の資金、クラウドファンディングで募集
米映像博物館「ミュージアム・オブ・ザ・ムービング・イメージ」が、マペット界の巨匠ジム・ヘンソンさんの展示会を開催するための資金集めを、クラウドファンディングサイトKickstarterで行っている。
同博物館は4月11日から5月11日(現地時間)までに4万ドル(約460万円、1ドル115円換算)を集めることを目標に、ファンを含めた一般の人々や映画関係者などから資金調達を開始。募集ページには俳優ニール・パトリック・ハリス、ミス・ピギーのデザイナー、ボニー・エリクソン、同博物館の館長バーバラ・ミラーやエグゼクティブ・ディレクターのカール・グッドマンらが、ヘンソンさんの作品がいかに彼らに影響を与えたかを語っている映像が掲載されている。
集められた資金は、コレクションとして残されたカーミット、ミス・ピギー、エルモ、クッキーモンスターなどの40体以上のオリジナルパペットの管理や、常設展示のためのケースの費用などに当てられる。4月13日時点で目標を超える金額が集まっており、同展示会にはパペットの原型、オリジナル・キャラクターのスケッチ、特典映像や写真などが展示され、人形のデザインやパフォーマンス体験もできるようだ。ちなみにパペットは中に手を入れて操る人形のことで、マペットは中に入れた手で表情を、棒で手足の動きを操るもののことを指す。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)