ココリコ遠藤、主演作初日なのに客席ガラガラ!ダウンタウンに恨み節
お笑いコンビ・ココリコの遠藤章造が主演を務めたサスペンスコメディー『バスジャック』の続編『帰ってきたバスジャック』の初日舞台あいさつが8日、都内で行われた。壇上に立った遠藤は、初日でありながらガラガラの客席にため息。出演をほのめかしていたダウンタウンが出演しなかったことをネタにしつつ、「はしごを外された」とぼやいて会場を笑わせた。
この日は、共演者のほんこん、岩尾望(フットボールアワー)、小沢仁志、メガホンをとった藤原健一監督が出席。バスジャック犯だと勘違いされて世間を騒がせたバス添乗員が、今度はツアーの企画でバスジャック犯を演じたことから思わぬトラブルを引き起こすさまを描く本作。期待の続編も客席はがらんどうで遠藤は「50人限定だったので」と言い訳。小沢も「今日は記録的な大雪の中……」と思わぬ空席ぶりをネタに笑いを取るなど和やかムード。
遠藤は続編が決まった当初を振り返り、「前作も3年ほど前に撮らさせてもらったんですけど、(Amazonでの検索ランキングが低いことをバラエティー番組『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』内の)『笑ってはいけないシリーズ』の中でいじられたりしたんです」としみじみ。その際、ダウンタウンは「次あったら出たろか」と声をかけてくれたといい、「それを聞いて、スタッフがすぐやろうって脚本書いて動き出したんです」と本続編の経緯を説明する。
だが、ダウンタウンは結局出演しないことになり、「ダウンタウンにはしご外されたんです。もう企画が走り出していたのに」と恨み節。小沢も「その尻拭いで俺が(出演に)呼ばれんです」と続けて笑い飛ばした。また、撮影は3日で終わったといい、遠藤は「映画で3日は初めて聞きました。渾身の作品になっています」とコメント。その3日間、体調が悪かったことも明かし、「ひょっとしたらインフルエンザかもって。初日が終わって、救急車に乗って病院に行こうとしたら、(休ませたくない)事務所が、事務所の指定する病院に連れて行って、目視だけで『インフルエンザじゃない』って」と遠藤。「あれ、今思ったら、病院じゃなくて、吉本興業の本社やったん違うかなって思っています」とも話していた。
イベント終盤には「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」の「キスおばちゃん」でおなじみの浅見千代子もサプライズ登壇。浅見は強面の小沢に一歩も引くことなく歩み寄ってキスをプレゼント。「パンチパーマの女に初めてキスされた」と小沢を慌てさせた。(取材・文:名鹿祥史)
映画『帰ってきたバスジャック』は池袋シネマロサにて1週間限定公開、7月15日から大阪シアターセブンで公開