岩田剛典、2018年の抱負を語る<メイキング写真アリ>
EXILE、三代目J Soul Brothersの岩田剛典が、映画では初の単独主演となる『去年の冬、きみと別れ』(2018年3月10日公開)の撮影を振り返るとともに、2018年の抱負を明かした。
本作は、芥川賞作家・中村文則のサスペンス小説を『イキガミ』『脳男』などの瀧本智行監督が映画化。岩田が演じるのは、女性焼死事件の真相を追う新進気鋭のルポライター・耶雲恭介。事件の容疑者で天才フォトグラファーの木原坂(斎藤工)に迫るうちに、抜けることの出来ない深みにのみ込まれ、婚約者の百合子(山本美月)にまで危険が及ぶという役どころ。
岩田は耶雲役を「自分にとって挑戦的な役」と振り返り、「プレッシャーで不安もありましたが、監督に“みんな気持ちは一緒だ、一蓮托生だからな”と言っていただいて。こんなにやり甲斐のある役も現場はない、刺激的な日々、挑戦の日々でした」と瀧本組を述懐。
2014年公開の映画『クローズEXPLODE』で俳優デビュー。2016年に公開され興行収入22億円の大ヒットを記録した『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』、『HiGH&LOW』シリーズなど短期間でヒット作を生み、俳優としてハイペースでキャリアを積んできた岩田。「この業界に入ったときは、お芝居をする選択肢はなかったですし、自分がお芝居をするなんて考えたこともなかった」というが、「2017年はいろいろと種を撒いた年だったと思うので、2018年はその種が咲いてリリースしていく年になるのかなと思っています」と現在の心境を明かす。
岩田が「自分が勝負をかけた作品のひとつ」と思い入れを語っている通り、彼の執念の演技を堪能できる野心作となっている。(編集部・石井百合子)