カンヌ映画祭、セルフィー禁止が決定「グロテスクな行為」
第71回カンヌ国際映画祭
フランスで5月に開催される第71回カンヌ国際映画祭では、レッドカーペットでのセルフィーが禁止されることが決定した。同映画祭ディレクターのティエリー・フレモーが、Film francais 誌に明かした。
フレモーは以前からレッドカーペットでスターやファンがセルフィーを撮る行為は「バカバカしくてグロテスク」であり自粛するよう求めてきたが、効果は上がらず。そこで強硬手段を取ることにしたよう。フレモーは、彼と映画祭プレジデントのピエール・レスキュールは第71回カンヌ映画祭でのセルフィーを「徹底的に禁止する」ことに決めたと明言した。
セルフィーのためにいちいち足を止めることでたくさんのゲストが歩くレッドカーペットでの進行が遅れるだけでなく、そうして生み出される混乱がレッドカーペットのみならず映画祭全体にも悪影響を与えており、映画祭自体の威厳を失わせ、卑小なものにしているとフレモーは主張している。
第71回カンヌ国際映画祭は現地時間5月8日~19日まで開催。オスカー女優ケイト・ブランシェットが審査員長を務める。(編集部・市川遥)