濱口竜介監督、カンヌコンペ初!東出昌大主演『寝ても覚めても』
第71回カンヌ国際映画祭
『ハッピーアワー』(2015)などで知られる39歳の濱口竜介監督が、東出昌大を主演に迎えた恋愛映画『寝ても覚めても』(9月1日公開、英題:ASAKO I&II)が、現地時間5月8日より開催される第71回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品されることが決定した。濱口監督にとって世界三大映画祭、及びカンヌ国際映画祭コンペの出品はこれが初となる。
5時間超の大作『ハッピーアワー』が第68回ロカルノ国際映画祭、第37回ナント三大陸映画祭、第26回シンガポール国際映画祭など海外で高い評価を受け、初のカンヌ出品の快挙を成し遂げた濱口監督。「歴史ある映画祭に『寝ても覚めても』が選ばれたこと、とても光栄です。東出さん、唐田さんらの演技を、素晴らしいと思いながら現場で眺めていた身として、それが国際的な舞台へと届いたことを、心から嬉しく思います。今から映画祭の熱気と、多くの観客に出会えることを楽しみにしています!」と喜びのコメントを寄せた。
本作は、芥川賞作家・柴崎友香による同名恋愛小説を映画化。東出が同じ顔をしながら全くタイプの異なる2人の男を一人二役で演じ分け、新星・唐田えりかが2人の男の間で揺れ動くヒロインに抜擢。瀬戸康史、山下リオ、伊藤沙莉、渡辺大知、仲本工事、田中美佐子らが脇を固める。
第71回カンヌ国際映画祭の審査員長は、『アビエイター』『ブルージャスミン』などのオスカー女優ケイト・ブランシェットが務める。(編集部・石井百合子)