宮野真守『GODZILLA』に自信！プレスコで収録
アニメーション映画『GODZILLA 決戦機動増殖都市』（公開中）の公開記念舞台あいさつが19日、都内で行われ、主人公ハルオ役の声優・宮野真守をはじめ、櫻井孝宏、諏訪部順一、小澤亜李、そして静野孔文監督と瀬下寛之監督が登壇。宮野は「『ゴジラ』シリーズにリスペクトを込めて作りました。『ゴジラ』を観たことがない世代の方にも、『ゴジラ』を観るきっかけになる作品ができたと思います」と自信をのぞかせた。
本作は、世界的人気の『ゴジラ』シリーズを初めてアニメ映画化した『GODZILLA』3部作の第2章。ゴジラに支配された地球を取り戻すために決死の戦いに挑んだ人類は、ゴジラを倒すことに成功したが、さらに彼らの前に体長300メートルの巨大なゴジラ・アースが姿を現し、再び死闘を繰り広げることになる。
宮野の発言に大きく頷いていた櫻井は「前作に出演して、『ゴジラ』というタイトルの大きさを実感しました。ファンは、静野監督、瀬下監督、（ストーリー原案・脚本の）虚淵玄さんがどんな『ゴジラ』を作るのか期待していると思いますが、それを裏切らない出来になっていると思います」とこちらも作品のクオリティーに自信たっぷり。
さらに諏訪部は「プレスコ（先にセリフを収録し、それに合わせて映像を作ること）だったので、声を吹き込んでいるときは、どんな映像になるんだろうと想像がつかなかったのですが、完成した作品を観たとき、画面にくぎ付けになりました」と映像の素晴らしさを語ると、小澤も「わたしは普段、戦わないものを好んで観るのですが、そんなわたしでも面白い。アトラクションを体験しているような映像です」と興奮気味に話した。
そんな声優たちの評価に、瀬下監督は「虚淵さんの複雑だけれど王道な人間群像、描きづらいキャラクターがたくさんいたので、今回はプレスコで助かりました」としみじみ語ると、「声優のみなさんと悩みながら一緒にキャラクターを作っていくことができました」と大いなる感謝を述べていた。
この日は上映前のイベントだったが、スクリーンにはネタバレすれすれのビジュアルが公開され、それにまつわる裏話を声優陣ならび監督たちが披露。「言いたいけれど言えない」というギリギリのトークに、登壇者も客席も大いに盛り上がっていた。（磯部正和）