吉川晃司主演&浅田次郎原作「黒書院の六兵衛」謎が謎を呼ぶ映像公開
浅田次郎の日本経済新聞連載の時代小説を、吉川晃司主演で実写化する「連続ドラマW 黒書院の六兵衛」のプロモーション映像が公開。何の目的なのか一切口をきかぬまま江戸城の一室に居座り続ける主人公・的矢六兵衛を巡って、さまざまな憶測が飛び交う人間模様の一端が見られる。
江戸城開城が近づく時代に、用を足す以外は動こうとしない御書院番士・六兵衛の謎、六兵衛排除の任を命じられながらも彼と新しい時代を共に生きようとする下級藩士・加倉井隼人の交流を描く本作。映像内では上地雄輔演じる隼人をはじめ、勝海舟(寺島進)、西郷隆盛(竹内力)らさまざまな思惑を秘めたキャラクターたちが六兵衛の真意を巡って意見を交わしている。
その意見は「城内で彼のことを知っている者はだれ一人いない」「幾多の罪人や盗人を切り殺したとも言われている」「誰かを待っているということも……」「主人には主人の考えが」「先の征夷大将軍・徳川慶喜公かもしれぬ」「旗本にふさわしい男」「この男は本物の武士です」と実にさまざま。
六兵衛の目的、その正体を追求するミステリーのほか、隼人が「事と次第によっては腹を切ることになるかもしれぬ」と六兵衛を説得しようとする場面には切実さがあり、立場の異なる2人の男の友情ドラマも期待させる。
吉川の時代劇出演に、平山秀幸監督作『やじきた道中 てれすこ』(2007)『必死剣 鳥刺し』(2010)、『るろうに剣心』(2012)など。ちなみにNHK大河ドラマ「八重の桜」(2013)では西郷隆盛を演じていた。
その他キャストに、芦名星、千葉哲也、波岡一喜、山崎銀之丞、駒木根隆介、前田亜季、忍成修吾、片岡千之助、粕谷吉洋、若村麻由美、伊武雅刀、田中泯ら。脚本を東野圭吾原作のテレビドラマ「新参者」(2010・TBS系)などの牧野圭祐、監督を映画『デトロイト・メタル・シティ』(2008)、『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』(6月8日公開)などの李闘士男、音楽をアコーディオニスト・cobaが担当する。
「連続ドラマW 黒書院の六兵衛」は、7月22日夜10:00よりWOWOWプライムにて放送スタート(全6話・第1話無料放送)