サンドラ・オー、アジア系女優で初 エミー賞主演女優賞ノミネート
先日発表された第70回エミー賞のノミネーションで、女優のサンドラ・オーがアジア系女優としては初の主演女優賞にノミネートされる快挙を達成した。
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サンドラがノミネートされたのはテレビドラマ「キリング・イヴ(原題)/ Killing Eve」で演じているMI5のスパイ、イヴ・ポラストリ役。最初に台本を渡されたとき、アジア系であるため主役をオファーされるとは思わず、どの役を読めばいいのかとエージェントに聞いたという。主役のイヴだと聞いた瞬間、自分に主役は来ないと暗に思い込んでいたことに胸が張り裂けたと同時に光が差し込んできた思いだったことを TV Line のPodcastで語っている。
サンドラは「グレイズ・アナトミー」で2005年から5年連続で助演女優賞にノミネートされているが受賞には至っていない。アジア系俳優でエミー賞を受賞しているのは、「グッド・ワイフ」のアーチー・パンジャビと「ナイト・オブ・キリング 失われた記憶」のリズ・アーメッドの2人だけだ。
アジア系初の主演女優賞ノミネートにサンドラは、「今の思いにふさわしい言葉を見つけるのに苦労している」と The Hollywood Reporter にコメントし、重大さと喜びを合わせたような思いで、感激していると語っている。アジア系コミュニティーを背負っている思いがある彼女は、今回のノミネーションは番組、自分自身、家族、そしてコミュニティーにとっても喜ばしいことだと言い、何人かのアジア系俳優にチャンスがあったというだけにならないよう、この勢いが続くことを願っているそうだ。(澤田理沙)