池松壮亮の剣さばき!塚本晋也監督『斬、』特報公開
池松壮亮と蒼井優の共演で、塚本晋也監督が初の時代劇に挑んだ映画『斬、』の特報映像が公開された。また、近日発売予定である特別鑑賞券の劇場限定特典となる、塚本監督が描き下ろしたオリジナルポストカードの絵柄も明らかになった。
本作の舞台は、長きにわたる平和を経て、日本が開国するか否かで大きく揺れ動いていた江戸時代末期。不穏な時代のなか、ある浪人とかかわる人々を通して生と死の問題に迫る作品で、池松が文武両道で才気あふれる浪人を、蒼井がその隣人である農家の娘を演じる。
初公開となる映像では、瞬間ではあるが池松の剣さばきが公開。また、リアリティーあふれる切り合いや、何者かの鮮血が飛び散るような場面も確認でき、『鉄男 TETSUO』(1989)、『TOKYO FIST』(1995)、『BULLET BALLET バレット・バレエ』(1998)などで世界的な評価を得る塚本監督が手掛けた、殺陣シーンへの期待が高まる。
『シン・ゴジラ』(2016)、『沈黙 -サイレンス-』(2017)など俳優としても活躍し、映画作りにおいても一人で多くの役割をこなす塚本監督は、今回も監督、出演、脚本、撮影、編集、製作を担当。すでに今月開幕する第75回ベネチア国際映画祭のコンペティション部門に出品されることも決定しており、日本を代表する時代劇の一本となりそうだ。(編集部・入倉功一)
映画『斬、』は11月24日よりユーロスペースほか全国公開