『万引き家族』アカデミー賞外国語映画賞の日本代表作品に!
第91回アカデミー賞
是枝裕和監督の映画『万引き家族』が、日本代表として第91回アカデミー賞外国語映画賞に出品されることが決まった。日本映画製作者連盟が発表した。
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第71回カンヌ国際映画祭では最高賞にあたるパルムドールを受賞し、国内の興行収入は40億円を超える大ヒットとなっている同作。中国でも邦画実写作品で歴代ナンバーワンの興収を稼ぎ出すなど、カンヌ以降、旋風を巻き起こし続けている。その勢いのまま、ちょうど10年前の第81回アカデミー賞でオスカーを受賞した『おくりびと』(滝田洋二郎監督)に続くことができるのか、期待がかかる。
受賞に向けては、ノミネート5作が発表される前の“最終候補作リスト”に残ることが第一関門。近年は『湯を沸かすほどの熱い愛』『母と暮せば』『百円の恋』『そこのみにて光輝く』『舟を編む』など日本代表作品はなかなか最終候補リストに残ることができていない。是枝監督作では『誰も知らない』(2004)も日本代表になったが、ノミネートは逃していた。(編集部・市川遥)