広瀬すず、コメディー本格初挑戦!堤真一、吉沢亮ら出演の新作映画2020年公開
女優の広瀬すずが、2020年公開予定の映画『一度死んでみた(仮)』で、コメディーに本格初挑戦することが明らかになった。主人公を広瀬が演じるほか、堤真一、吉沢亮の出演が発表された。コメディー作品に憧れがあったという広瀬は、期待と不安をのぞかせながらも「キャストの皆様もとにかく濃厚な方ばかりですし、もう、必死についていきたいと思います」と意気込んでいる。
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同作が描くのは、父親のことが死ぬほど嫌いな女子大生と「少しだけ死ぬ薬」で死んで“おばけ”になってしまった父親をめぐって巻き起こる騒動。広瀬は父のことが大嫌いな主人公・野畑七瀬として、父の似顔絵が描かれたサンドバッグを「クソオヤジ!」と日々殴り、「臭い!」と言っては顔面に消臭スプレーを吹きかけるなど、テンション高く毒を吐きまくり、これまでにない顔を見せる。
9月上旬よりクランクインし、関東近郊での撮影を経て10月中旬にクランクアップの予定。広瀬は「コメディー作品にずっと憧れがあったので、今回挑戦させていただけると聞いて楽しみではありますが、面白くできるかどうか、楽しめる余裕があるか不安です」と吐露。演じる七瀬には人差し指を立てる決めポーズがあるといい、「普段、なかなか自分自身で人差し指を立てることがないので、役づくりとして、毎日撮影前に人差し指を立て、気持ちを上げる練習をしたいと思います(笑)」とやる気十分の様子だ。
本作は、ソフトバンク「ホワイト家族」シリーズなど有名CMを手がける日本を代表するCMプランナーであり、『ジャッジ!』『犬と私の10の約束』といった映画の脚本を担うなど、幅広い世界で活躍する澤本嘉光によるオリジナル脚本作品。澤本は、過去に広瀬と仕事をした際に「演技力とともに実は天性のコメディエンヌのセンスを持った方」と思ったといい、「今の彼女でなければできない、笑えるけど泣けてそれでいてちょっとポップな映画」を目指すとしている。
また、製薬会社を経営しており、仕事に夢中なあまり家庭が後回しになってしまう七瀬の父親・計(はかる)を堤、計の会社の社員で、存在感が薄いために“ゴースト”と呼ばれている松岡を吉沢が演じる。そして、auの「三太郎」シリーズ、家庭教師のトライ「教えて!トライさん」シリーズなどヒットCMに携わる浜崎慎治が映画初監督を務める。(編集部・小山美咲)
キャストコメント
<広瀬すず(主人公・野畑七瀬役)>
コメディー作品にずっと憧れがあったので、今回挑戦させていただけると聞いて楽しみではありますが、面白くできるかどうか、楽しめる余裕があるか不安です。
キャストの皆様もとにかく濃厚な方ばかりですし、もう、必死についていきたいと思います。
七瀬役の決めポーズとして、人差し指を立てる仕草があるのですが、普段、なかなか自分自身で人差し指を立てることがないので、役づくりとして、毎日撮影前に人差し指を立て、気持ちを上げる練習をしたいと思います(笑)。
この七瀬役を満喫したいと思います。
きっとものすごくファンキーな映画になると思いますので、ぜひお楽しみに!!
<堤真一(七瀬の父・野畑計役)>
今回お話をいただいて、まず脚本を拝読したのですが、とにかく面白かった!
“一度死んでみる”という奇抜な設定、軽快なテンポの会話劇、笑えて泣ける父娘のドラマ。
野畑計という男を演じるなら? と想像しながら読み入ってしまいました。
そしてテレビCMでご一緒してきた浜崎監督の初映画監督作と知って、出演させていただくことを決めました。
独特の世界観をお持ちの浜崎監督と、どんな父親像をつくれるか、ぜひご期待ください!!
<吉沢亮(野畑製薬秘書室・松岡卓役)>
台本を読んで、テンポの良いユーモアあふれるセリフと、愛情の示し方を知らない親子の不器用さに引き込まれました。
僕の役は存在感が無く、隣に居るのに気づいてももらえない可哀想な男ですが、個人的には存在感バリバリのキラキラした男より、こういったみんなから無視されるような、ザコキャラのほうが性に合っているので、撮影が今から楽しみです。
この作品で、浜崎監督に気に入ってもらい、CMにも呼んでもらえるように頑張ります!!
脚本・監督コメント
<澤本嘉光(脚本)>
広瀬すずさんは過去にCMの仕事でご一緒した時に、演技力とともに実は天性のコメディエンヌのセンスを持った方だと思ったので、まさに今の彼女でなければできない、笑えるけど泣けてそれでいてちょっとポップな映画を作れたらと思いました。堤さん、吉沢くんをはじめとする想像以上の実力派キャストの方に参加いただけて、脚本の数倍良くなりそうです。よく「構想5年!」とか予告編で言っているのを見て「また大げさだな」……と思っていましたが、実際5年かかるもんなんですね。
<浜崎慎治(監督)>
こんな豪華なキャストに集結していただけたことに大変感謝をしております!
映画初監督というプレッシャーに押し潰されそうですがしっかり舵をとっていきたいと思います。そして今まで見たことない広瀬すずさんに出会いたいです。