ヘンリー・カヴィル、スーパーマン役降板か 本人と米ワーナーが報道に反応
映画『マン・オブ・スティール』よりスーパーマンを演じているヘンリー・カヴィルが同役を卒業すると、 The Hollywood Reporter が独占で報じた。この報道を受けて、米ワーナー・ブラザースの関係者が声明を発表。ヘンリーも、自身のInstagramで意味深な投稿をしている。
【動画】ヘンリーが最後にスーパーマンを演じた映画『ジャスティス・リーグ』
同サイトによると、米ワーナーはヘンリー演じるスーパーマンをザカリー・リーヴァイ主演の映画『シャザム!(原題) / Shazam!』にカメオ出演させることを計画していたが、ヘンリー側のスケジュールの都合で破談。これが発端となり、今後公開されるDC映画で、スーパーマンが登場する作品は現時点でゼロとなってしまったと報じている。
さらに現在、米ワーナーはスーパーマンの従弟であるスーパーガールの映画化に注力しており、ストーリーの関係で、カル=エル(スーパーマンの本名)の設定を幼児にすることを検討しているという。また、スーパーマンの単独映画について、最低でも数年間は新作を制作する予定がなく、スタジオの情報筋は「『007』シリーズのように俳優を変える必要性がある」と語ったといい、これらの動きも、ヘンリー卒業報道の背景にあると考えられる。
この報道を受けて、ヘンリーのマネージャーであるダニー・ガルシアは、「落ち着いて。(スーパーマンの)ケープはまだ彼のクローゼットにあるわ」とTwitterでヘンリーの卒業を否定。DCユニバース拡大のため、今後もスタジオと関係を保つことを明かし、米ワーナーの声明を待つように促した。
米ワーナーのスポークスマンは、EW.comほか各メディアに宛てた声明を通して「私たちはヘンリー・カヴィルに最大の敬意を示して良好な関係を築いており、これからもこの関係性は変わりません」と発表。スーパーマンの新作映画については「現状では、議論は行われておりません」とコメントしている。
また、ヘンリー本人も、現地時間12日、自身のInstagramに動画を投稿。惑星クリプトンの名前が大きくプリントされたTシャツを着たヘンリーが、スーパーマンのフィギュアを無言でかざすという内容となっており、キャプションには「今日はワクワクしたよ」の一言と、「#Superman」のハッシュタグが添えられている。この投稿が何を暗示しているのかは分からないが、ヘンリーが報道を受けて何らかの意思表示をしたとも捉えられる。
ヘンリーは今後、Netflixが手掛けるドラマ「ザ・ウィッチャー(原題) / The Witcher」への出演が控えている。スーパーマンとして再びDC映画に戻ってくるのかどうか、本人からのコメントに期待したい。(編集部・倉本拓弥)