謎の“4番”は橋本環奈だった!『十二人の死にたい子どもたち』で衝撃セリフ
映画『十二人の死にたい子どもたち』に女優の橋本環奈が出演していることが明らかになった。橋本はメインキャスト発表の際に正体が伏せられていた“4番”のキャラクターを演じている。
「天地明察」などのベストセラー作家・冲方丁によるサスペンス「十二人の死にたい子どもたち」を原作に、廃病院に集まった安楽死を望む12人の未成年たちの姿を映し出す本作。『トリック』『SPEC』シリーズの堤幸彦監督がメガホンを取り、杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜ら若手実力派キャストが出演する。
橋本が演じる「4番 リョウコ(=芸名:秋川莉胡)」は、自らを“大人たちに作られた虚像”であると信じ葛藤を抱える人気女優。劇中では「作られた人間よ! 大勢の大人が時間とお金をかけて作った商品よ!」という衝撃的な台詞も飛び出す。『銀魂』シリーズやドラマ「今日から俺は!!」でのコメディエンヌぶりが記憶に新しいが、本作では笑顔を封印しシリアスかつ鬼気迫る演技を見せる。
演じたリョウコについて橋本は以下のようにコメント。「大人に囲まれて、言われるままっていうのが、わかるようでわからないというか。映画の中では、やっぱり女優っていうお仕事であったりとか、“秋川莉胡”としての見せ方として、やっぱり“秋川莉胡”のイメージが先行しちゃうっていうのもあると思うので、そういった悩みであったりをリョウコ自身は抱えていたんだろうなっていうことを深く考えてみたときに、全然自分にはない感覚が生まれてきた気がします」。
また、同世代の俳優がそろった撮影現場で「めちゃめちゃ刺激受けました」と明かす。「ひとりが成長すると、相乗効果がすごくて、それこそ、同世代で集まることによって、そういった化学反応みたいなものが生まれてくるのを、堤さんが予想していたとするならば、怖いです(笑)。たとえばシンジロウ(新田)が泣くシーンで、台本には泣くって書いてないのに、全員が泣いちゃったりとか、感情も感染していきました」と語っており、若手キャストの演技合戦が見どころとなりそうだ。
『十二人の死にたい子どもたち』は、集団安楽死を目的に廃病院の密室に集まった12人の未成年たちを描く物語。彼らは、そこで“13人目”のまだ生あたたかい死体に遭遇する。そのことをきっかけに事態は一変し、安楽死がはばまれる。あちこちに残る不自然な犯行の痕跡や次々起こる奇妙な出来事。死体の謎と犯人をめぐり、みなが疑心暗鬼になっていく。(編集部・小山美咲)
映画『十二人の死にたい子どもたち』は2019年1月25日公開