杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、橋本環奈ら「人生の決断」を語る!
映画『十二人の死にたい子どもたち』ジャパンプレミアが9日、ヒューリックホール東京にて行われ杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗、堤幸彦監督が出席。劇中、死について大きな決断をしていく少年少女たちを描いた作品にちなみ、若手俳優たちが、それぞれの「決断」について熱く語った。
“集団安楽死”をするために廃病院に集まった若者たちがどう「決断」していくかが、サスペンスフルに描かれていく本作。ストーリーテラー的な役割を果たす推理好きな少年・シンジロウを演じた新田は「僕はロスで生まれ育ったのですが、日本に拠点を移して役者をやろうと決めたときが大きな決断でした」と自身の分岐点を語る。
北村も、大学に進学して映像の勉強をするか、役者の道一本でやるかの選択が大きな決断だったと明かすと「芸能一本でいくことを決めました。その決断をしたドラマ(「仰げば尊し」)でマッケンと出会ったのですが、そこから大きな作品にも出演することができるようになりました。あれは大きな出来事でした」としみじみ。新田は「そうなんだ。いま初めて知った」と驚いた表情を見せると、北村は「あのときはまだ、マッケンは会話の途中に英語が混じっていたよね」と懐かしそうな表情を見せていた。
また高杉や黒島も地方から仕事のために上京してきたことを「決断」として挙げると、福岡出身の橋本も「同じで申し訳ありませんが」と苦笑いを浮かべつつも「わたしにとっても上京が一番の決断でした」と紹介した。
一方、杉咲は「一日3回しかないごはんの時間が大事」と語ると、毎日なにを食べるのかを真剣に悩んでいるという。杉咲の意外な「決断」に客席がざわつくと「この話には続きがあるんです」と場内を制する。「先日、サラダを食べるとき、ドレッシングをなににするか決断したんです。でも一回使い切りのドレッシングだったのですが、開け方がわからず、折り曲げたらドレッシングを浴びてしまいました」と続けてオチをつけるが、北村から「それは『決断』の話じゃないね」と突っ込まれ、苦笑いする一幕も見られた。(磯部正和)
映画『十二人の死にたい子どもたち』は1月25日より全国公開