佐野勇斗&本郷奏多、軽快トークで会場わかす!W主演作『凜-りん-』イベントで
俳優の佐野勇斗と本郷奏多が25日、アクアシティお台場で行われた映画『凜-りん-』大ヒット御礼舞台あいさつに出席し、軽快なトークで客席を盛り上げた。舞台あいさつには須賀健太、池田克彦監督も登壇した。
又吉直樹が芥川賞受賞作品「火花」執筆より前に舞台用に書き下ろした劇作を映画化した本作。男子高校生5人が「100年に1度、村から子どもが消える」という神隠し伝説の謎に挑むミステリー作品だ。佐野は事件に巻き込まれる純朴な高校生・野田耕太を、本郷は東京から転校してきた謎の高校生・天童義男を演じている。
登壇するなり、本郷は自身が演じた役名に触れると「天童よしみさんと一字違いなんですよね。なんで天童という名前なのに“よしお”ってつけたんですかね」と素朴な疑問を披露する。23日の舞台あいさつには原作・脚本監修を務めた又吉も出席していたが、本郷は仕事の関係で欠席。又吉に会ったという佐野らに対して「いいなー」とうらやましがり、「名前の理由をすごく聞きたかったんです」と心残りを述べた。
そんな無邪気な本郷を兄のように慕っているという佐野は「現場ではあまり2人でしゃべることをはなかったのですが、取材で一緒になるとたくさん話をしてくれるんです。サバゲー(サバイバルゲーム)にも誘ってくれました」と語ると、本郷は「サバゲーって、目上の人に思い切り発砲できるから楽しいですよね」と“ブラックな一面”をのぞかせながら笑顔で語った。
また、司会者から「チーム須賀」というLINEグループがあることを明かされると、本郷は曇り顔に……。本郷が「知らないんですけれど」とちょっぴり寂しそうな素振りを見せると、佐野は「ちょうど奏多くんがいないときにその話になったんですよ」とフォローした。須賀も「すぐに入ってもらいたいです。チーム本郷にしましょう」と発言すると、本郷は「こういう記事が出ると、親が心配するんです。もう28歳でアラサーなのに、お母さんから『友達から嫌われてるの?』と連絡が……」とつぶやき会場を爆笑に包み込んでいた。
最後に佐野は「公開してから地元の友達や親、学校の先生などから『良かったよ』と言ってもらえました。観ていただけた方には、いろいろ感じてもらえる作品だと思います」と力強く映画をアピール。本郷も「自信を持って(世に)出せる作品です」と作品の出来に胸を張っていた。(磯部正和)