横浜流星、ケガ乗り越えた『チア男子』初日!浅香航大の労いに感無量
俳優の横浜流星が10日、都内で行われた映画『チア男子!!』初日舞台あいさつに出席。共演者の浅香航大から熱いメッセージが送られると感無量な表情を浮かべながら、共に撮影に挑んだ仲間に感謝の気持ちを述べた。
本作は直木賞作家の朝井リョウが、大学在学中に実在する男子チアチーム“SHOCKERS”をモデルに書き上げた同名小説を映画化。横浜は、親友の誘いによりチアリーディングに魅了されていく大学生・晴希を演じる。この日は、横浜、浅香のほか中尾暢樹、瀬戸利樹、岩谷翔吾、菅原健、小平大智、主題歌「君の唄(キミノウタ)」を担当した阿部真央、風間太樹監督も出席した。
4月15日に行われた完成披露試写会の場で、ラストのチアシーンの撮影前日に横浜がケガを負い、撮影が危ぶまれたことが明らかになったが、いろいろなことがありながらも無事初日を迎えた。横浜の頑張りを横で見ていたという浅香は「とにかく彼は表には出さないけれど、責任感が強くて真面目で熱い男。大きな技も決めなくてはならず、不安のなか満身創痍で臨んでいた。そんななか、ケガをしてしまい、悔しさで涙を目にためていた姿が忘れられない」と撮影を振り返ると、「それでも吹替なしでやり切った姿は格好良かった。本当に頑張った」と労う。
浅香の言葉に横浜は感極まった表情を浮かべると、「あのときは『みんなに迷惑をかけてしまった』という気持ちが強かった。どうしてもみんなの努力を無駄にしたくなかった」と述懐。さらに「でも本当にすごい大ケガではなかったんです。それだけは神様にありがとうと言いたい」と語ると「浅香さんの言葉がずっと胸に刺さっています。本当に支えていただき助けてもらいました」と感謝を述べた。
横浜は撮影前、3か月に渡るチアの練習でメンバーの絆が深まったことを明かすと「僕は青春時代を空手に捧げてきたので、周りの仲間と一緒に頑張るという経験をしたことがなかった。作品を通して、みんなで頑張る団体競技の楽しさと、仲間がいる心強さを感じることができました」とかけがえのないメンバーとの出会いにも感謝していた。
また、撮影中のエピソードとしてラップが流行ったことが明かされた。瀬戸は「流星が『俺、流星』ってやっていたんですよ」と発言すると、会場からは「流星くんやって!」という声が上がる。横浜は「えー」と言いつつも、「俺は流星、すい星のごとく現れた流星、今日の空は快晴」とラップを披露し、客席を盛り上げていた。(磯部正和)
映画『チア男子!!』は公開中