田中圭、『ゴジラ』吹き替え担当キャストとの年齢差に戸惑い
俳優の田中圭(34)が、31日にTOHOシネマズ日比谷で行われた映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』初日舞台あいさつに出席し、自身が吹き替えを担当した動物学者役のカイル・チャンドラー(53)との年齢差に戸惑ったことを明かした。
本作は、『GODZILLA ゴジラ』『キングコング:髑髏島の巨神』に続く“モンスター・ヴァース”シリーズの第3弾。前作から5年後を舞台に、モスラ、ラドン、キングギドラら復活した神話時代の怪獣たちとゴジラの激闘と、それに相対する人類の姿が描かれる。イベントには、同じく日本語吹き替え声優の芦田愛菜(マディソン役)と木村佳乃(エマ・ラッセル博士役)も出席した。
田中は、カイルふんする動物学者マーク・ラッセルの声を担当したが、カイルとの実年齢は約20歳差。「『ゴジラ』の仕事ということですごく嬉しかったのですが、吹き替えは初めての経験で、(担当するキャストとの)年の差がすごくあるので大丈夫なのかな」と声優として不安があったことを明かす。
さらに、田中が声の収録を行った時は、芹沢猪四郎博士役の渡辺謙の声しか入っていなかったそうで、「声を入れていると、(渡辺と)格が違うなと思ってへこんでくるんです」と苦笑い。それでもスタッフから、「吹き替えは家族の方も観に来る作品ですし、お父さんとしての思いをマークにぶつけてください」とアドバイスを受けたといい、「根性論で頑張りました」と振り返る。
そんな田中は、本作でゴジラが覚醒するシーンにちなんで「最近覚醒したこと」を聞かれると、「今、ドラマ(「あなたの番です」)をやっているのですが(半年間放送されるものなので)本来最終回の時期でも、全然終わらないんです。だから、そろそろ僕も覚醒したい」と発言し、客席を沸かせていた。
作品を観た田中は、「ゴジラが覚醒する瞬間は震えました」と大興奮だったことを明かすと、「小さい頃から『VSシリーズ』を観ていたので、童心に返ったような気持になりました」と目を輝かせていた。(磯部正和)
映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』は全国公開中