加藤諒『劇場版パタリロ!』初日に感無量!原作者・魔夜峰央は『翔んで埼玉』に続くヒットを期待
加藤諒が28日、TOHOシネマズ新宿で行われた『劇場版パタリロ!』の公開初日舞台あいさつに来場し、感無量の表情を見せた。この日は、加藤とともに小林顕作監督、原作者の魔夜峰央も登壇した。
大ヒット映画『翔んで埼玉』の原作者としても知られる魔夜の人気コミックを実写映画化した本作。公開初日を迎え、大勢の観客で埋まった会場内を見渡した加藤は「初日にお越しくださり、ありがとうございます。これからもこの作品をもっと観ていただけるよう、みなさんのお力添えをお願いします」と呼びかけた。
魔夜は「基本的に(原作者には)責任がないので。何かあったら責任者に言ってください」と軽妙に切り出しつつ、会場の観客に「どうでしたかと聞きたいですね。面白かった?」と問いかけると、会場からは万雷の拍手が。その様子に魔夜も「嬉しいですね」とホッとした様子で笑みを浮かべた。
そんな魔夜は、劇中にもカメオ出演しているそうで「通行人とか、ちょっと映るだけでいいと言ったのに」というと、小林監督は「そんなわけにはいかないじゃないですか!」と笑う。「でも、なんで掃除のおばちゃんなんだろう……」といぶかしがる魔夜に、小林監督は「最初はいろんな俳優さんの候補があがったんですよ。でも、だんだんとこの役は魔夜先生じゃないかと思って」と明かした。
この日は、20日に原作コミックスの101巻が発売されたことを記念して、加藤から魔夜に101本のバラが贈られる一幕も。魔夜は「通過点です。100歳まで描き続ければ200巻まではいくんじゃないかと思います。少女マンガの世界では、90歳で現役の方がいらっしゃいますので、まだまだ負けていられません」と決意を語る。
その後は、会場全員で“クックロビン音頭”を踊ることに。その様子を見守っていた魔夜は、その理由を「私はクックロビン音頭と埼玉ポーズはやらないんです」と語り、笑いを誘った。そして「私自身、この映画は『翔んで埼玉』の半分くらいはいくんじゃないかと思っています」と力強く口にして、会場を盛り上げた。(取材・文:壬生智裕)
『劇場版パタリロ!』はTOHOシネマズ新宿ほか全国順次公開中