杉野遥亮、詐欺師役で新たな魅力!連ドラ初主演「スカム」に反響
杉野遥亮主演の新ドラマ「スカム」(MBS/TBS)が放送スタート。連続ドラマ初主演となる杉野は、詐欺師役でギラギラした演技を見せ、新境地に挑んだ。第1話を終え、視聴者からは今までにない杉野の表情に驚く声や「カッコよすぎ」「ハマってる」といった感想が続々と寄せられている。
杉野遥亮、詐欺師役でキレキレの演技「スカム」詐欺シーン【動画】
ドラマ「スカム」の舞台は、リーマンブラザーズの経営破綻により多くの失業者が生まれ、「世代間格差」という言葉も取り沙汰された2009年の東京近郊。杉野が演じる主人公の草野誠実は、順風満帆な勝ち組人生を歩んできたものの、新卒切りに遭い無職となった若者だ。そんな彼は、時を同じくして発覚した父親の難病治療のために、振り込め詐欺に手を染めてしまう……。
等身大の若者から犯罪者へと身を堕としていく役どころに、葛藤や苦悩を織り交ぜた演技で挑んだ杉野。第1話では、犯罪に抵抗を感じつつも、身を落としていく一人の若者をリアリティーたっぷりに体現した。劇中では、クレーンに吊るされて絶叫する身体を張ったシーンもあり、新境地ともいえる演技を披露。また、詐欺師として成長した後の様子も見せるなど、SNSを中心に、そのギラギラした姿に驚いた視聴者も多く見受けられた。
ドラマの演出は、映画『全員死刑』などで監督を務めた新進気鋭の小林勇貴が手掛けている。ルポライター・鈴木大介の著作「老人喰い 高齢者を狙う詐欺の正体」をもとに、リアルな社会問題をエンタメに落とし込んだ。詐欺組織の実態を交えながら、共感を呼ぶストーリーに仕上がっている。
本作について「誠実の深い思いに同調できる部分が多々あります」と語っていた杉野。「社会に対して思うこと、不条理、悔しさが誠実の反骨心に繋がりますが、僕自身も納得できないことや悔しさが前に進むきっかけにもなっています。その根底にあるものは今を生きる人々に突き刺さると確信しています」と意気込みどおり、見応えある演技で期待を高めている。
続く第2話で、誠実を待っていたのは振り込め詐欺の新人研修。まわりは詐欺と知らずに応募してきた若者ばかりだが、そこで誠実は子持ちのダメ男・清宮(前野朋哉)と知り合う。鬼コーチ・毒川(和田正人)のしごきで次々と脱落者が出るなか、誠実は前職の営業で培ったスキルで一目置かれることに。研修最終日、誠実ら5人は社会科見学と称して格差の現場を見せつけられる。
ドラマには、ヒロイン・美咲役で山本舞香が出演。幼なじみの美咲は、誠実が詐欺に手を染めているのを知らず、彼のことをいつも気にかけている。今後、2人の関係がどのように変化していくのかも気になるところ。(編集部・大内啓輔)
MBS/TBSドラマ「スカム」はMBS(関西)にて毎週日曜24時50分~、TBS(関東)にて毎週火曜25時28分~放送中(全9話)