緒方恵美「シン・エヴァ」イベントの発言を補足 庵野秀明が相談したのは映画のラストではない
8日、人気アニメ「エヴァンゲリオン」シリーズで碇シンジ役を務める声優・緒方恵美が、6日に『シン・エヴァンゲリオン劇場版』(2020年公開予定)の冒頭映像が上映された、フランス・パリの JAPAN EXPO 登壇時におけるトーク内容について、Twitterを通じて一部補足した。
【動画】「シン・エヴァンゲリオン劇場版 AVANT 1(冒頭10分40秒00コマ)0706 版」上映イベント
イベントの模様は“0706作戦”と題され、日本でも一部の屋外会場で生中継。そのなかで緒方は、昨年末に同作を制作するスタジオ・カラーに呼ばれ、庵野秀明総監督から「シンジだったらこの結末とこの結末、どっちを選びますか?」と尋ねられたと明かしていた。
映画の結末を尋ねられたともとれる発言について、緒方は「『シンジならどちらを選ぶ?』と庵野監督が昨年末私に相談してくれた、とお話ししたのは、【映画のラストのことではありません】。途中の、とある場面…方法の選択とその結末の感情についてです。一部誤解させ、申し訳ありませんでした」とツイート内で訂正。通訳を挟んでのトークは「ゆっくり、区切りながら、短めに」が鉄則であるため、言葉足らずの部分があったという。
そのうえで緒方は、「以前からお話ししている通り」と前置きしたうえで、「シン・エヴァの音声収録は現在Bパートまで(約半分)」以降の詳細はわからないと補足ツイート。「壮大なプロジェクトの〆は、勿論監督以下メインスタッフの皆様が。おそらく作りつつ、細やかに変化しながら。その瞬間が楽しみです。みなさまも楽しみにお待ちください…!」としている。
6日に緒方は「残酷な天使のテーゼ」などの歌手・高橋洋子と共にフランスのステージに登壇。トーク内で「去年の終わりぐらいに、監督に、作っている会社、カラーさんに呼んでいただきました。その時に、(『エヴァ』をやってきて)24年間のなかではじめて監督に、『シンジだったらこの結末とこの結末、どっちを選びますか?』と聞かれました。そんな感じで、今回はとても丁寧に、最後までキチンと終われるように、ひとつひとつ丁寧に、作ってくださっているようです」と発言していた。
緒方の誠実な補足ツイートに、ファンからは「話の全体の流れからエンディングに関する事ではないと判断できているので無問題!」「そこ含めて謎にしててもよかったんですよ?笑 そういうのがエヴァですから」といった温かな反応も寄せられ、緒方も感謝の言葉をつづっている。(編集部・入倉功一)