「スーパーナチュラル」シーズン15は本当の終わりに
人気海外ドラマ「SUPERNATURAL スーパーナチュラル」の最終シーズンとなるシーズン15は、「本当の終わり」になるとエグゼクティブプロデューサーのアンドリュー・ダブがテレビ批評家協会(TCA)プレスツアーで語った。The Wrap や E! Online などが報じた。
「スーパーナチュラル」は、ハンターとして悪魔や悪霊など超自然的な存在を狩るディーン(ジェンセン・アクレス)とサム(ジャレッド・パダレッキ)のウィンチェスター兄弟、そして彼らを手助けする天使カスティエル(ミシャ・コリンズ)らの運命を描くアクションドラマ。米CW局で今年10月スタートのシーズン15(全20話)をもって長寿シリーズに幕を閉じる。
超常現象を扱うドラマなだけに、これまでは死んだかと思われたキャラクターがよみがえることもしばしばだったが、ダブは「僕たちはこれを本当の終わりとして考えていて、本当の終わりでは、キャラクターたちは何度も何度もよみがえったりはできない」と明言。「彼らは生か死かに直面することになる。それは彼らがこれまで何度も直面してきたものだけど、今回は“本当”なんだ」と強調した。
一方で、ディーン役のジェンセンは「これは終わることのない長い旅で、僕たちはただしばらくの間、離れるだけなのだと思う。それがどれくらいの期間なのかはわからないけど」と将来的なカムバックに含みを持たせ、「僕にはまだ今後の可能性を絶つ準備はできていない。そんなことをするのはバカげていると思う。それはすでに何か(「スーパーナチュラル」に関する)企画が進行しているという意味ではなく、僕は将来的な話し合いにはオープンだということだよ」とシリーズへの思い入れの深さをのぞかせた。
CW局の社長マーク・ペドウィッツは、キャスト&製作陣がやめるべき時が来たと感じた時に彼らが望む形で終えるつもりだったが、「スーパーナチュラル」終了を決める話し合いは「とても長く、悲しく、胸が張り裂けるようだった」とコメント。「もし戻ってくるよう彼らを説得できたなら、CW局としては歓迎します」と語っていた。(編集部・市川遥)