吉沢亮&若山詩音、アニメスタジオ潜入!ギター構える吉沢に“実写版しんの”と興奮<見学レポート>
アニメーション映画『空の青さを知る人よ』(10月11日公開)で声優を務める吉沢亮と若山詩音が、映画の制作を手がけたCloverWorksのスタジオを訪れた。初潜入したアニメ制作現場に興味津々だった2人の様子をレポートする。
ヒット作「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」のクリエイターが再集結した本作。オーディションで声優に決まった2人はそれぞれ、吉沢がうだつの上がらないギタリストの金室慎之介と、過去から時間を超えてきた18歳の慎之介(しんの)の2役、若山が音楽漬けの日々を送る女子高生・相生あおい役を務めた。
CloverWorksのエントランスに並んだ吉沢と若山は「行ってきまーす!」と元気に宣言。扉をあけた先で、長井龍雪監督とキャラクターデザイン・総作画監督の田中将賀に迎えられると、「来ちゃいました」と笑顔の吉沢&若山は、さっそく壁に飾られたポスターやイラストに目を輝かせる。さまざまな作品のなかでも、吉沢は「あの花」のポスターに反応。アニメを観たころのことを思い出し、懐かしそうにしていた。
長井監督のデスクなどもあるクリエイタールームに入ると、まず目に飛び込んでくるのは壁一面にずらりと貼られたキャラクターや小物などの設定画。1枚1枚に目を向けながら、吉沢は「初めて見た時、しんのの髪が赤いことに驚きました」とふり返ったり、「5~6枚もらって帰りたい(笑)」とつぶやいたり楽しそうな様子。
そして、吉沢が「お!」とリアクションしたのは、しんののギター・あかねスペシャルの参考資料として置かれていたギター。隣にはベースも置いてあり、構える許可を得た2人は、役どころと同じく吉沢がギター、若山がベースを手に大はしゃぎ。共に楽器の経験があり、ちょっぴり弾いてみたりしつつ盛り上がる2人。吉沢が、劇中に登場する椅子のモデルに座ってギターを構えると、「“実写版しんの”だ!」と若山は目を丸くしていた。
次に長井監督、田中のデスクに案内された2人は、文具などにも興味津々。貴重な原画や動画をパラパラとまくって見せられると、アニメのように動いて見え、「すごーい!」「おお!」と2人からは感嘆の声がこぼれた。吉沢は「こんなもの見られることないですよ!」と貴重な経験に感激していた。
その後、2人は田中に向けて「何か書いていただけませんか!」とお願い。これに田中は快諾し、しんのとあおいのイラストを描いてもらえることに。田中が筆を進める様子を背後からうかがう2人は「しんのになっていってる!(吉沢)」「すごい……黙ってみちゃいますね(若山)」と話しながら、子供のような瞳で眺めていた。
ものの数分できれいに仕上がったイラストを手にした若山は、感極まった様子でじーっと見つめ、「この表情すごく好き」と笑顔。あおいのキャラクターが表れた1枚に、「ちょっとむっとした表情だね」と吉沢も同意。イラストを手に「生のあおいちゃん初めて(若山)」「生まれたてほやほや(吉沢)」と喜び合っていた。
このイラストをサプライズでプレゼントされ大喜びのなか見学は終了。「すごく貴重な体験だった」とスタジオ見学をふり返る吉沢は、「資料としてギターが置いてあったりして、実物を見てそれを基に描いているっていうのも、ある意味手づくり感があるなあと思いました。僕らは完成したアニメしか観ていないので、そこに至るまでの過程を見ることができて感動しました」とコメント。
若山は「クリエイターさんがイラストを描いているイメージしかできていなかったのですが、(実際のスタジオには)ほかのところもあって、こういう過程もあるのかって思いました。あと、壁一面に貼られている設定画を見て、逐一確認しながら本当に繊細に作っていらっしゃるんだなというのを間近で実感し、自分のこの映画にかけていく思いがもっと大きくなった気がしました」と映画の公開に向け期待を高めたようだった。(編集部・小山美咲)