ジェームズ・ガン版『スーサイド・スクワッド』にはまた一味違うハーレイ・クインが登場!
現在公開中の映画『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』で主演&プロデューサーを務めたマーゴット・ロビーがインタビューに応じ、ハーレイ・クインの今後について語った。
マーゴット演じるハーレイ・クインは、デヴィッド・エアー監督の『スーサイド・スクワッド』(2016)にジョーカーのキュートでクレイジーな恋人として登場し、絶大な人気を獲得。キャシー・ヤン監督の『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』ではジョーカーとのつらい破局を経験したハーレイが、パワフルに覚醒するさまが描かれた。2021年8月6日に全米公開されるジェームズ・ガン監督の『ザ・スーサイド・スクワッド(原題) / The Suicide Squad』(『スーサイド・スクワッド』の続編ではなくリブート)にも彼女は登場するが、今度はどんな姿を見せてくれるのだろうか?
マーゴットは「演じるたびに違うハーレイなのが、彼女を演じる醍醐味。これで3回演じたわけだけど、そのたびに違うハーレイになっている。彼女は本当にたくさんの顔を持ったキャラクターだから、監督がどこに目をつけるかで違う面白さが引き出されるの」と打ち明ける。「『スーサイド・スクワッド』のデヴィッドはハーレイの暗黒の部分、悪の部分に惹かれたの。ただし彼女は“善いことは善い”と理解できる。そこが彼女とジョーカーの大きな違いね。ジョーカーは邪悪。良いことをすることは絶対にない。完全な悪で、ひどいヤツよ」
「『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』のキャシーはハーレイの弱い部分、繊細な部分、善いことを善いと理解できる部分、優しい部分に惹かれた。だからハーレイはカサンドラ・ケイン(謎のダイヤを盗んだ少女)を救ったのね。そしてカサンドラは、ハーレイ自身も知らない彼女の中の善さを見抜いて彼女を慕う。ハーレイ自身はそれをとても居心地悪く感じているの。なぜなら繊細で優しい部分を出してしまうことは、傷つく可能性につながるから。傷つく可能性はハーレイにとってはとてもヤバイことなのね。そんなことになったら、思っきり悪いことができないでしょう?」
『ザ・スーサイド・スクワッド(原題)』のガン監督がハーレイのどの部分に惹かれたかについてはまだ言えないというマーゴットだが、「ただ他の2人と違う部分に惹かれたのは確かなの。またもやハーレイの違う部分が掘り下げられるのよ」と明言。「ほとんど1年にわたってハーレイと付き合ってきた。『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』の後、即『ザ・スーサイド・スクワッド(原題)』の撮影に入ったから。ハーレイのメイクを落として衣装を脱いで、ヘアも戻すと自然にマーゴに戻れたけど、ハーレイとの関係が1年ぶりに終わってちょっとホッとしているの。本当に楽しくて疲れた1年だった(笑)」と充実感をにじませていた。(編集部・市川遥)