ワイティティ流ジョーク!『マイティ・ソー』第4弾、アイアンマン復活バージョンの脚本を公開
タイカ・ワイティティ監督が現地時間9日にInstagramライブを行い、映画『ソー:ラブ・アンド・サンダー(原題) / Thor: Love and Thunder』における“アイアンマン復活バージョン”のニセ脚本をチラ見せした。(以下『アベンジャーズ/エンドゲーム』の結末に触れています)
『ソー:ラブ・アンド・サンダー(原題)』は、『マイティ・ソー』シリーズ第4弾。ソー役のクリス・ヘムズワース、ヴァルキリー役のテッサ・トンプソンが続投するほか、ジェーン役のナタリー・ポートマンが女性版ソーとして登場することになっている。2022年2月18日全米公開予定。
ワイティティ監督はこの日、テッサやハルク役のマーク・ラファロをゲストに前作『マイティ・ソー バトルロイヤル』のライブコメンタリーを行ったのだが、開始前に「ちょっとしたネタバレを見せてあげる。最近はミーク(ワイティティ監督演じるコーグの相棒として、『アベンジャーズ/エンドゲーム』にも登場)のデザインに取り組んでいるんだ」と『ソー:ラブ・アンド・サンダー(原題)』におけるミークのデザイン画を公開。「新デザインのミーク」「地球の服を着たミーク(OL風)」と謎のデザインを次々披露するなか、意識的に映り込ませているのが現在執筆中だという同作の脚本だ。目を凝らして解読した内容は以下の通り。
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ソーは目を細め、彼の前に立つ人物が誰なのか見極めようとした。煙が晴れ、彼の前に立っていたのは……
ソー「トニー!?」
トニー・スタークだったのだ!!!!!
トニー「うーっす!」
彼は生きていた!!! 完璧に普通で、完璧にトニーだ。
ソー「戻ったのか!」
トニー「そうさ、ベイベー!」
トニーとソーがハグする。
ソー「でもどうやって? 君が死ぬのを見たのに」
トニー「科学の力さ。あとサノスも戻った」
ソー「つまり……俺たちはまたアッセンブルするのか」
トニー「もう一度、もう一度。さあ行こう」
トニーは彼のスターク時計のボタンを押すと、一瞬にしてアーマーを身に着けた。アイアンマンが戻ってきたのだ。ただ今回のアーマーは、ステッカーで覆われている──地球上にある全ての国の国旗のステッカーだ。
トニー「死んだやつはみんな戻って来る。そして今回、僕たちは今までにないほどかたきを討つ(avenging)んだ。今から僕たちは……アベンジャラーズ(Avengerers)だ」
ソーはほほ笑んだ。トニーのために、地球のために、アスガルドのために。
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もちろんこれはワイティティ流監督のジョーク。Instagramライブにも仕込まれていた小ネタに、目ざといファンたちは大喜びしている。(編集部・市川遥)