菅田将暉、本格的な父親役は初!『糸』で新境地
菅田将暉が、公開中の映画『糸』で本格的な父親役に初挑戦し、新境地を開いている。
中島みゆきの名曲「糸」をもとにした本作は、菅田ふんする高橋漣と小松菜奈演じる園田葵が惹かれ合いながらもすれ違う18年間を描く。漣は、北海道で生まれ育ち、さまざまな出会いを経て成長していく。
大人になりチーズ工房で働き始めた漣は、働くことに真剣になれずにいるが、家庭を持ち、守るべきものができたことで仕事に対する意識に変化が芽生えてくる。また、家庭では、娘の結にやさしいまなざしを向ける父親に。愛おしそうに結を抱きしめ、やわらかい表情を浮かべながら話しかける姿が印象的だ。
一人の青年の成長を繊細に演じ、俳優として新たな一面を見せている菅田。シネマトゥデイのインタビューでは、「パパ!」と呼ばれて父親役であることに実感が湧いたと振り返り、「抱っことかすると手が疲れたりするじゃないですか。そういうところでも父親の使う筋肉なんだな……」とこれまでなかった経験があったことを明かしている。
なお、娘の結役を担ったのは、中野翠咲(劇中の平成26年の時)と稲垣来泉(劇中の平成31年の時)。中野は映画『ステップ』で山田孝之演じる主人公の娘役を担当。稲垣は、朝の連続テレビ小説「スカーレット」(NHK)の川原百合子(福田麻由子)の幼少期役、「TWO WEEKS」(フジテレビ系)などで注目を浴びている。(編集部・梅山富美子)