今夜から!「危険なビーナス」初回あらすじ&見どころ
本日(11日)よりスタートとなる妻夫木聡主演、東野圭吾原作の日曜劇場「危険なビーナス」(TBS系、毎週夜9時~※初回25分拡大)。放送を前に第1話のあらすじ及び見どころを振り返ってみた。
【第1話のあらすじ】
動物病院で診察をしていた伯朗(妻夫木)の前に、突然謎の美女・楓(吉高由里子)が現れ、夫の明人(染谷将太)が失踪したと聞かされる。伯朗にとって明人は、母が矢神家の御曹司と再婚したのちに生まれた異父弟。明人には30億円ともいわれる遺産の相続権があり、楓は彼の失踪に親族の誰かが関わっているのではないかという。伯朗は困っている楓を放っておけず、やむなく楓と共に矢神の屋敷へ向かうと一族が顔をそろえており、次第に不穏な動きが次々に浮かび上がってくる。同時に、伯朗は楓の捉えどころのない不思議な魅力に惹かれていく……。
妻夫木聡、16年ぶりの日曜劇場主演
妻夫木にとって、日曜劇場の主演は、2004年4月期の北川悦吏子脚本による「オレンジデイズ」以来。「オレンジデイズ」では、気性の激しい耳の不自由な大学生(柴咲コウ)と恋に落ち、さまざまな試練に見舞われていく大学生を手話を交えながら好演。「危険なビーナス」では弟の妻を名乗る美女との出会いを機に、人生が一変していく巻き込まれ型の主人公に。妻夫木は「突然現れた『謎の美女』を『信じていいのか?』と悩みながらも、その魅力に翻弄されていく主人公・伯朗の葛藤をドラマの中で表現していければと思っています」と語っている。
吉高由里子のファムファタールぶり
「正義のセ」(2018・4月クール)、「わたし、定時で帰ります。」(2019・4月クール)、「知らなくていいコト」(2020・1月クール)と連ドラ主演が続く吉高。妻夫木との共演は意外にもこれが初。演じる楓は、キャビンアテンダントとして働いていた時に海外で明人と出会い、結婚。それ以降は仕事を辞めて、IT関連の仕事をしている明人の仕事を手伝っていたという設定。ミステリアスな雰囲気をたたえた女性でもあり、吉高は「ドラマで描かれる楓は、原作よりも少し人間味のあるキャラクターになっていると思います。勝気な部分もあれば怯えることもあったり……。いろんな表情を持っているので緩急つけて演じていければと思っています。その一方で謎めいている部分もあるので、『怪しい?』『怪しくない?』と見ている方にも伯朗と同じように揺れ動きながら見ていただければうれしいです」と紹介している。
名家のドロドロの人間模様
予告動画で伯朗が「うんざりなんだ! 矢神家とかかわるのは」と感情的になる場面もあるが、とにかくアクの強い面々が勢ぞろいの「矢神家」。例えば、養子の勇磨(ディーン・フジオカ)は連れ子として矢神家にやって来た伯朗を昔から見下していて、事あるごとに挑発。明人の従妹・百合華(堀田真由)は幼いころから明人に好意を寄せており、楓に敵をむき出しに。次女(後妻の子)の祥子(安蘭けい)は何かと遺産相続に口を出し、おしゃべりで金遣いが荒い。長女(先妻の子)・波恵(戸田恵子)は「矢神家は自分が守る」という自負があり、明人の妻を名乗る楓を怪しむ。結木滉星演じるドラマオリジナルキャラクターで、矢神家の執事・光(ひかる)の暗躍も気になるところ。(編集部・石井百合子)