『ワンダーウーマン 1984』ガル・ガドット、ゴールドアーマーのアクションは大変!
大ヒットDC映画『ワンダーウーマン』の続編『ワンダーウーマン 1984』で、前作に続いて最強のヒーローを演じた主演のガル・ガドットと、宿敵チーターを演じたクリステン・ウィグが、アクションシーンの裏側を語った。
【動画】迫力のレース! 『ワンダーウーマン 1984』冒頭シーン
最強の戦士ワンダーウーマンことダイアナ(ガル)が、世界から争いを無くすために奮闘するアクション大作。1980年代を舞台に、パワー・スピード・知性を備えたダイアナに降りかかる試練と共に、人類滅亡の危機が描かれる。
世界を救おうとするダイアナの前に立ち塞がるのがチーターだ。ワンダーウーマンに並ぶ力を持つ最強の敵でありながら、心にコンプレックスを抱えた複雑なキャラクターを、『ゴーストバスターズ』『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』などのクリステンは、抜群のユーモアを交えて表現。クリステンは、ダイアルとチーター、どちらも観客の共感を呼ぶキャラクターであることが本作に惹かれた理由だったと明かす。
「ダイアナは美しくカリスマ性があって、スタイリッシュで素晴らしい生活をしている様に見えるけれど、実際には孤独で他人に対して心を閉ざしているところがある。チーターは、もともと地味な性格でいつも悲しんでばかりに見えるけど、心の奥底では多くのことを望んでいる。正反対に見える二人だけど、観客の誰もが自分を見ているようだと思えるキャラクターになっているのが、とても面白いと思ったんです」
また、ガルも「パティ・ジェンキンス監督と脚本チームが素晴らしい仕事をしてくれたんです」と同意。「どの登場人物も多層的に描かれていて、悪役はただ悪役なのではなく、誰もが悪になりえるものとして描かれている。それはワンダーウーマンであっても変わらず、彼女でさえ道を間違える時があると教えてくれて、共感を呼ぶんです」と語る。
そんな二人の激突は、迫力のアクションが連続する本作でも大きな見どころ。映画初登場となる、黄金に輝くゴールドアーマーをまとったワンダーウーマンと、強大なパワーを手にしたチーターの対決は、最大のクライマックスと言っても過言ではないが、全身を覆うゴールドアーマーを着たアクションは、ガルにとっても苦労が多かったようだ。
黄金のアーマーは110個もの鋳造部品から作られ、翼を含めるとその数は280個にのぼる代物。その姿は目を奪われる神々しさだが、ガルは「動くことはできるのですが、特に肩や首のあたりがすごく固くって、正直、とても大変な着心地でした。(チーターとのバトルは)水中から空中まで、めまぐるしく戦う場所が変わるので、本当に大変で」と明かす。
そんな大変な撮影を乗り切れたのは、クリステンのおかげ。クリステンが「私のコスチュームはガルに比べたら楽な方だったけど、いろいろと気をつけなくてはいけないこともあって本当に大変だった。でも、とても楽しかったわ」と明かせば、ガルは「クリステンがいてくれなかったら、やり遂げられなかったでしょう。お互いにサポートをし合ったおかげで、何倍も楽にやり遂げることができました」と感謝。撮影を通してすっかり意気投合した様子で「2人でクリスマスアルバムをリリースしようかしら」と笑みを浮かべた。(編集部・入倉功一)
映画『ワンダーウーマン 1984』は全国公開中