江口のりこ、民放連ドラ初主演 テレ東4月期「ソロ活女子のススメ」放送決定
女優の江口のりこが、テレビ東京の深夜枠で4月2日より放送される「ソロ活女子のススメ」(毎週金曜深夜0時52分~)で、初めて民放連続ドラマの主演を務めることが4日、明らかになった。フリーライター・朝井麻由美の同名エッセイ本を原案に、ひとりを楽しむ人生“ソロ活”をテーマにした物語で、江口は“ソロ活”を探究する出版社の契約社員にふんする。
タイトルの“ソロ活”とは、積極的にひとりの時間を楽しむための活動のこと。ドラマでは、「ダイジェスト出版」編集部の契約社員・五月女恵(江口のりこ)が、焼肉、リムジン、水族館、プラネタリウム、フランス料理のフルコース、気球、ラブホテルなど、一人でさまざまな場所へ赴き、贅沢な時間を過ごすさまが描かれる。
主演の江口は、昨年放送された日曜劇場「半沢直樹」シーズン2の政治家役で注目され、現在「その女、ジルバ」(東海テレビ/フジテレビ)と「俺の家の話」(TBS系)の2本のドラマが放送中。連続ドラマでは2010年から2012年にかけてNHKで放送、配信された「野田ともうします。」シリーズなどで主演を務めているが、民放の連ドラ主演はこれが初となる。
江口は、本作への出演に「この撮影を通して、やったことのない事や行ったことのない場所へ行けるんじゃないかと、少し楽しみです。“ソロ活”のイメージは好奇心旺盛な人の活動だと思っておりますが、機会があれば私は競艇をやってみたいですね。楽しく撮影して、楽しい作品になればと思ってます。よろしくお願いします」とコメント。
プロデューサーの森田昇は本作の制作意図を「みんなもいいけどひとりが楽しい。それしか出来ないからでなくそれが楽しいからやるのです。ソロで行うと今まで見えなかったものが見えてくる。そして前より自由になれる。そんな贅沢な時間を満喫する主人公の姿を見て視聴者の皆さんは勇気をもらえることでしょう。もちろん男性も楽しめます」と語っている。
原案・朝井麻由美、森田昇プロデューサーのコメント全文は下記の通り。(編集部・石井百合子)
ドラマ25「ソロ活女子のススメ」はテレビ東京、テレビ大阪ほかで4月2日スタート、毎週金曜深夜0時52分~1時23分放送
原案:朝井麻由美
自分の書いた本がドラマ化されるだなんて、予想だにしていなかった人生の展開です。主演が江口のりこさんというのもめちゃくちゃ嬉しい!何年か前にバラエティー番組で、誰に媚びることもなく、正直にものを言う江口さんを拝見して、心の中でスタンディングオベーションをしたことがあります。江口さんが淡々と“ソロ活”を楽しむ姿がありありと想像できる、最高のキャスティングです。ドラマは、古い価値観や、今までなんとなく刷り込まれてきた“世間の常識”、自分を苦しめてきた“呪い”から解放してくれるシーンやセリフがてんこ盛りの作りになっています。また、毎話“ソロ活”を通して様々な知識が身につくのも面白いポイントです。“ソロ活”“ひとり行動”というと、「寂しくてみじめ」とネガティブな捉え方をされがちですが、“ソロ活”は未婚、既婚、恋人の有無、性別、年齢に関係なく、全人類に開かれた娯楽です。タイトルに「女子」と入っていますが、女性じゃない性別の方にも楽しんでいただけます。ひとりは楽しい。だからといって、みんなで一緒に何かをするのがダメなわけでもない。ドラマの中には、誰のことを否定するわけでもない、自分の「好き」に正直に生きる主人公の姿があります。主人公の“ソロ活”を通して充実したライフスタイルのヒントを得られる、このドラマがそんな存在になれたら光栄です。
プロデューサー:森田昇(テレビ東京)
数年前にひとりでカラオケに行くなどの行動が注目され、じわじわとその動きが広がっている“おひとりさま行動”。コロナ禍により“密”を避けることで更に市民権を得て遂に「ぼっち」ブームが。そう、本格的なソロの時代が到来したのです。そんな今熱い“ひとりでの活動=ソロ活”を真正面から描いた作品です。しかもドラマで。ストーリーを堪能するとともにひとりで楽しむ場所やノウハウなど“ソロ活”情報満載のドラマでもあります。カラオケでマイナー曲を熱唱しようが、動物園で1日中猛禽類を見続けようがオールOK。その対象としっかり向き合うことで本当にその対象を理解し堪能できる。更に自分自身も見えてくる……。そんな心の動きを描くドラマでもあります。ただしみんなと一緒にいられないからひとりに逃げるストーリーではありません。みんなもいいけどひとりが楽しい。それしか出来ないからでなくそれが楽しいからやるのです。ソロで行うと今まで見えなかったものが見えてくる。そして前より自由になれる。そんな贅沢な時間を満喫する主人公の姿を見て視聴者の皆さんは勇気をもらえることでしょう。もちろん男性も楽しめます。