長瀬智也「俺の家の話」家族の感情が爆発…キャスト陣の演技合戦に反響!
12日、長瀬智也と脚本家 ・宮藤官九郎がタッグを組むTBS系連続ドラマ「俺の家の話」(毎週金曜夜10時~)の第8話が放送された。今回は、実力派キャストが演じる家族同士による、複雑な感情のぶつかり合いが描かれ、その熱演にネット上でも絶賛の声が上がっている。(以下、第8話までの内容に触れています)
長瀬ふんする元プロレスラー・観山寿一(みやま・じゅいち)が、能楽の人間国宝である父・寿三郎(じゅさぶろう/西田敏行)の後を継ぐために実家に戻り、親の介護や家庭問題に向き合う本作。前回の第7話では、寿一と息子・秀生(羽村仁成)による親子の絆の物語が、介護ヘルパー・さくら(戸田恵梨香)との恋のエピソードを交えて描かれた。
今回は、寿一がとあることをきっかけにアキレス腱を断裂してしまい、寿三郎と同じく車椅子生活がスタート。思うように動けない寿一をよそに、前々回の家族旅行で絆を取り戻したかのように見えた観山家が、ささいなきっかけでぶつかり合う。
さくらにプロポーズしようとしていた寿一の弟・踊介(永山絢斗)は、寿一のLINE誤爆をきっかけに、2人の関係を疑い大激怒。さらに、さくらから寿一にプロポーズされたことを告げられると涙目に。情けなさが笑いを誘う場面ながら、永山は、目を真っ赤にはらして、傷ついた踊介の複雑な感情を表現してみせる。
また、寿一の妹・舞(江口のりこ)も、夫O.S.D(秋山竜次)の不倫騒動をきっかけに、ため込んでいた思いが爆発。浮気性で母親を悲しませていた寿三郎に「あきらめただけで、心から許したわけじゃない」「そういうの忘れないからね、娘は」「この家で女に生まれて、女でいるのがどれだけしんどいか」など、“娘”としての思いを熱弁し、Twitterでは、共感の声と共に「江口のりこさんすごいな響く」「素晴らしい演技力に脱帽」など称賛が相次いだ。
そして、寿一の異母弟・寿限無(桐谷健太)も、寿三郎の心ない一言をきっかけに感情を爆発させ、家族はバラバラに。これまで、親の介護や家族ならではの現実を、軽やかな笑いのなかで描いてきた本作。今回はこれまでにないシリアスな展開となったが、それだけに、あらためて俳優陣の引き出しの多さに脱帽した視聴者が多かったようだ。
さらに、その熱演を全て受け止める長瀬と、一見変わらないようで確実に衰える寿三郎を表現する西田の演技も圧巻。グループホームを訪れた寿一と寿三郎を描くクライマックスでは、涙あふれる2人の演技合戦が展開し、Twitterでも「号泣した」「胸を締め付けられる」など反響。同じような経験を持つ視聴者による共感の声なども寄せられていた。
第9話では、家族がバラバラになった観山流に、分家とのお家騒動が勃発。俳優の塚本高史とムロツヨシも出演する。(編集部・入倉功一)