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レオ様『タイタニック』『ロミオ+ジュリエット』は双璧の美しさ!恋するタイトル5選

『ロミオ+ジュリエット』よりディカプリオ演じるロミオ
『ロミオ+ジュリエット』よりディカプリオ演じるロミオ - 20th Century Fox / Photofest / Getty Images

 5月に国内での実写映画ナンバーワンヒット作『タイタニック』(1997)が金曜ロードショー枠で放送され、SNS上を大いに沸かせたレオナルド・ディカプリオ。現在、映画史上の名作を上映する「午前十時の映画祭」では『タイタニック』とほぼ同時期に公開された『ロミオ+ジュリエット』(1996)が上映中(7月8日まで)で、20代前半だったディカプリオの美貌、若さゆえの魅力が話題沸騰となっている。そこで、ディカプリオのラブストーリー作品を振り返ってみた。

【写真】衝撃的な美しさ!レオ様のロミオ

 日本で興行収入262億円のヒットを記録した『タイタニック』は、『エイリアン』『ターミネーター』シリーズなどのジェームズ・キャメロン監督が、20世紀最大の海難事故と言われたタイタニック号沈没事故の史実をもとに描いた物語で、ディカプリオが貧しい画家志望の主人公ジャックに。上流階級の少女ローズ(ケイト・ウィンスレット)との運命的な恋の顛末が描かれ、とりわけ後半のローズを命がけで守り抜こうとする勇姿が世界中の人々の涙を誘った。

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 『ロミオ+ジュリエット』は、『ムーラン・ルージュ』のバズ・ラーマン監督が、ウィリアム・シェイクスピアの戯曲を、セリフは生かしつつ現代風に大胆にアレンジした野心作。『タイタニック』といくつか共通点があり、女性に親の決めた許嫁がいること、しかし2人が運命的な出会いを果たすこと、若い男女の悲恋ストーリーであることなどがある。

 財閥モンタギュー家の息子で実らない恋に鬱々とした日々を送っていたロミオ(ディカプリオ)は、仮装パーティで、長年犬猿の仲にある財閥キャプレット家の娘ジュリエット(クレア・デインズ)に一目ぼれ。敵同士であることを知る前に恋に落ちてしまった彼は思いを抑えられず命がけの逢瀬を繰り返すことになるが、ディカプリオの恋する表情を存分に堪能できるのが本作最大の魅力。逢瀬もエレベーターの中や水中など、さまざまなシチュエーションで繰り広げられ楽しませてくれる。とりわけ、ロミオとジュリエットの水槽を挟んだ出会いのシーンは映画史に残る美しさ。仮装パーティのため騎士のコスチュームをまとったディカプリオはまるで王子様のようで、スーツやアロハシャツなどバリエーション豊かな衣装も眼福。ウエディングスーツはプラダのもの。凝りに凝った美術のほか、サントラはガービッジ、カーディガンズ、レディオヘッドなどあり得ないほど豪華なラインナップ。

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 そのほか、ディカプリオが19世紀のフランスの詩人アルチュール・ランボーにふんした『太陽と月に背いて』(1995)では、親ほど年の離れた詩人ポール・ヴェルレーヌデヴィッド・シューリス)との激しい愛が描かれた。本作では、ディカプリオの小悪魔的な魅力がさく裂。プラトニックな『ロミオ+ジュリエット』と『タイタニック』とは対照的に、肉体関係を前面に出しているところが特徴。

 マーティン・スコセッシ監督の『ギャング・オブ・ニューヨーク』(2001)では、アイルランド移民にふんしたディカプリオと、女スリ師役のキャメロン・ディアスのラブシーンが話題に。F・スコット・フィッツジェラルドの名作小説を原作にした『華麗なるギャツビー』(2012)では、『ロミオ+ジュリエット』のバス・ラーマン監督と再タッグ。キャリー・マリガン演じるファムファタールに翻弄される孤独でミステリアスな富豪に。パーティシーンをはじめ、ラーマン監督らしいきらびやかな世界観が見もの。(編集部・石井百合子)

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