『ブラック・ウィドウ』が『ワイルド・スピード』超え!コロナ禍で最高のオープニング興収
全米ボックスオフィス考
先週末(7月9日~7月11日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、マーベル映画『ブラック・ウィドウ』が興行収入8,036万6,312ドル(約88億円)で首位デビューを果たした。6月25日公開の『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』が樹立したコロナ禍における最高のオープニング興収(オープニング興収7,004万3,165ドル・約77億円)を軽く抜き去る強さを見せた。(数字は Box Office Mojo調べ、1ドル110円計算)
『ブラック・ウィドウ』は、2019年6月の『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』以来約2年ぶりとなるマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の映画。コロナ禍で延期を繰り返してきたが、待った価値はあった結果といえそうだ。世界最大の映画市場である中国では公開されていないものの、海外興収を合わせた世界興収は1億5,836万6,312ドル(約174億円)を記録。コロナ禍の措置としてディズニープラス プレミア アクセス(※30ドル・約3,300円の追加支払いが必要)でも配信されており、プレミア アクセスの売り上げは6,000万ドル(約66億円)だった。
これまで首位をキープしてきた『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』は、公開3週目で2位に(興収1,143万6,785ドル・約13億円)。累計興収は1億4,188万2,510ドル(約156億円)となっている。(編集部・市川遥)
7月9日~7月11日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『ブラック・ウィドウ』
2(1)『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』
3(2)『ボス・ベイビー ファミリー・ミッション』
4(3)『ザ・フォーエバー・パージ(原題) / The Forever Purge』
5(4)『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』
6(6)『クルエラ』
7(5)『ザ・ヒットマンズ・ワイフス・ボディガード(原題) / The Hitman's Wife's Bodyguard』
8(7)『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』
9(8)『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』
10(9)『ゾラ(原題) / Zola』