『ヴェノム』続編、前作超えの大ヒット!コロナ禍で最高のオープニング興収
全米ボックスオフィス考
先週末(10月1日~10月3日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、ソニーのマーベル映画『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』が興行収入9,003万3,210ドル(約99億円)を上げて首位デビューを果たした。(数字は Box Office Mojo調べ、1ドル110円計算)
【画像】グロい!『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』場面写真一挙
コロナ禍においては、7月公開の『ブラック・ウィドウ』(オープニング興収8,036万6,312ドル・約88億円)を上回り最高のオープニング興収を記録。2018年公開の前作『ヴェノム』のオープニング興収(8,025万5,756ドル・約88億円)も超える快挙となった。主演はトム・ハーディで、メガホンを取ったのは『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのゴラム役でも知られるアンディ・サーキスだ。
2位には、アニメーション映画『アダムス・ファミリー』の続編『アダムス・ファミリー2(原題) / The Addams Family 2』が興収1,732万5,007ドル(約19億円)で初登場。こちらも予想を上回るオープニング興収を記録するなど、いよいよ映画館に盛況が戻ってきた。その一方で、人気ドラマ「ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィア」の前日譚映画『ザ・メニー・セインツ・オブ・ニューアーク(原題) / The Many Saints of Newark』は興収465万1,571ドル(約5億円)と苦戦。同作はワーナーの動画配信サービス「HBO Max」では追加料金なしで配信されおり、そのことが悪影響を与えているのは間違いない。コロナ禍における措置も、見直しが迫られているのかもしれない。
これまで4週連続で首位をキープしてきたマーベル映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』は、5週目にして3位に。累計興収は2億618万1,396ドル(約227億円)で、コロナ禍で初の興収2億ドル突破作品となった。(編集部・市川遥)
10月1日~10月3日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』
2(初)『アダムス・ファミリー2(原題) / The Addams Family 2』
3(1)『シャン・チー/テン・リングスの伝説』
4(初)『ザ・メニー・セインツ・オブ・ニューアーク(原題) / The Many Saints of Newark』
5(2)『ディア・エヴァン・ハンセン』
6(3)『フリー・ガイ』
7(4)『キャンディマン』
8(6)『ジャングル・クルーズ』
9(初)『チャル・メラ・プット3(原題) / Chal Mera Putt 3』
10(初)『ザ・ジーザス・ミュージック(原題) / The Jesus Music』