「カムカムエヴリバディ」稔の命を奪った国の豊かさを前に…第30回あらすじ
上白石萌音が初代ヒロインを演じるNHK連続テレビ小説第105作「カムカムエヴリバディ」。第6週「1948」より、10日に放送される第30回のあらすじを紹介する。
ロバート(村雨辰剛)に招かれ、将校クラブに立ち入った安子(上白石)。これまでの人生で見たこともない絢爛豪華な会場の空気に圧倒されてしまう。稔(松村北斗)の命を奪った国の豊かさを前に、ぼう然と立ち尽くすばかり。そんな中、会場にシンガーたちの歌声が響き渡る。アカペラコーラスに聞き入る安子は、いつの間にか涙を流していた。そうして、ロバートは安子をこの場へ連れてきた意味を語りはじめ……。
朝ドラ史上初となる3人のヒロインで紡ぐ「カムカムエヴリバディ」(月~土、総合・午前8時~ほか、土曜は一週間の振り返り)は、戦前から戦後、そして令和の時代に、ラジオ英語講座と共に歩んだ母から娘へとバトンをつなぐ、三世代100年の家族の物語。初代ヒロイン・安子を上白石、二代目ヒロイン・るいを深津絵里、三代目ヒロイン・ひなたを川栄李奈が演じる。
2007年後期の朝ドラ「ちりとてちん」を手掛けた藤本有紀によるオリジナル作品で、城田優が英語と日本語を織り交ぜた語りを担当。主題歌はAIの「アルデバラン」。(清水一)